試行錯誤は「失敗を重ねながらも、徐々に特定の目的の達成に近づいていく状況のこと」。
時間はそれなりにかかるものの、最終的には特定の望みを達成するような状況を描いた言葉です。
暗中模索は「いろいろと探りながら、試しながら特定の目的の達成に近づいていく状況のこと」。
探りながらという点が特徴であり、試行錯誤に似た意味を持つ言葉です。
「試行錯誤」の意味
試行錯誤とは、失敗を重ねながらも、徐々に特定の目的の達成に近づいていく状況のことです。
試行錯誤の場合、いきなり成功にたどり着けるわけではありません。
あくまでも失敗を何度も経験するという前提が不可欠です。
したがって、試行錯誤は時間と手間を要する行為と言えます。
しかし、実際に試行錯誤に該当する行為をする人は多くいるでしょう。
「暗中模索」の意味
暗中模索とは、いろいろと探りながら、試しながら特定の目的の達成に近づいていく状況のことです。
探りながら徐々に成功にたどり着くという意味の言葉なので、試行錯誤と同じように時間と手間を要します。
だから、自身が望んだ結果を実現させるにはかなりの苦労が必要になるのです。
この暗中模索についても、現実で実践している人は多くいると思われます。
「試行錯誤」と「暗中模索」の用法や用例
「試行錯誤することで正解にたどり着ける場合がある。
正しいやり方かは分からないけど、この問題はいろいろなアプローチを試していくことにしよう。」
「手がかりがない中でこの事件を解決に導くには、とりあえずいろいろと探ってみるしかない。
まさに暗中模索と言える状況だが、現状ではこれしかできないというのが本音だろう。」
試行錯誤と暗中模索は大雑把に言えば同じ意味の言葉
試行錯誤と暗中模索については、具体的な意味はちょっと違いがあると言えるでしょう。
しかし、大雑把に言えば同じような意味と捉えられるはずです。
試行錯誤も暗中模索も目的の達成のために手間や時間をかけていく状況を表しているので、似た言葉という評価は可能でしょう。
実際、同じような場面で使用していくことになりますし。