「禁断」と「禁止」の違い・意味と使い方・由来や例文

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禁断は「厳しく言動を禁止すること」。

「厳禁」と言い換えると分かりやすい。

禁止は「言動を止めさせること」。

「停止」と言い換えると分かりやすい。

禁断は禁止することでも都合の悪い状態で敢えて行う行為を厳しく禁止することです。

禁止は都合の悪いことや危険なことをしてはいけないようにすることです。

禁断は禁止する側の都合、禁止は禁止する側とされる側のどちらかの都合を重んじています。

「禁断」はあってはならないことを禁止すること
「禁断」は単なる禁止ではなく、あってはならないこと、あると都合が悪くなることについて禁止をすることです。

例えば権力側の都合で禁止される都合の悪い出自や批判を書いている「禁書・発禁本」は「禁断の書」と言えます。

「禁断の恋」も状況から判断してあってはならない恋になります。

「ロミオとジュリェット」の話、女性グループやアイドルの恋は「禁断の恋」なのです。

「禁止」は何かを止めさせること
「禁止」は言動を制限することで、「遊泳禁止」「立ち入り禁止」「外出禁止」「私語禁止」「喫煙禁止」「飲酒禁止」「駐車禁止」「停車禁止」「Uターン禁止」「ゴミ投棄禁止」「居眠り禁止」「出入り禁止」「禁止措置」などがあり、危険なことを止めさせる場合と、不法行為を止めさせる場合、不都合で行動を規制する場合、迷惑行為がある場合などに行われます。

強制力がある場合と注意的な場合とがあります

「禁断」は「禁止」の中でも厳禁のこと
「禁断」は本や恋などに限定されて使われることが多い言葉です。

最も厳しい禁止、厳禁と言うことです。

一般的には厳しい禁止は「厳禁」と言う言葉が用いられます。

例えば「火気厳禁」は揮発性の溶剤などを扱う場所や花火工場など爆発の危険がある場所で行われる禁止処置です。

守らないと重大な結果を生じる恐れがある場合と言うことです。

「あっては決してならないこと」と言う場合に使われる言葉です。

「禁断」と「禁止」

「禁断」は「発禁本」や「恋愛関係」で使い、「禁断の書」「禁断の恋」などと使います。

「あってはならない都合の悪いこと」を権力側や周囲が止めることです。

「禁止」は一般的な言葉で、危険なこと・都合が悪いこと・迷惑なこと・法律で規制されることなどが対象になります。

破ると罰則がある「禁止」と、注意の意味の「禁止」とがあります。

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