有名は「世間において名が知られていること」。
必ずしもいい意味で知られている必要はなく、悪名という意味で知られているようなケースも含みます。
高名は「名が知られていること、手柄を立てたことがあること」。
有名と同じような意味を持っていますけど、手柄を立てた過去があるという意味でも使われるので、そこは特徴的です。
「有名」の意味
有名とは、世間において名が知られていることです。
有名に関してはいい意味でも、悪い意味でも名が知られているシーンで使うことができます。
したがって、とにかく多くがその名前を知っている存在であれば使うことができるのです。
人のみならず、モノなどに対しても使われることがあるので、かなり万能な言葉と言え、非常に多くのシーンで使用できます。
「高名」の意味
高名とは、名が知られていること、手柄を立てたことがあることです。
名が知られているという意味では有名と同じような意味を持っています。
しかし、高名の場合にはどちらかと言えば、いい意味で知られているケースで使うことが多いでしょう。
また、手柄を立てたことがあるという意味は独特であり、高名ならではと言えるはずです。
「有名」と「高名」の用法や用例
「世の中で有名になると、いろいろなビジネスチャンスがあるよな。
Youtuberは典型的だけど、知名度が高いだけで稼げるチャンスが生まれるわけだし。」
「この政治家はかつて日本を発展させた実績がある。
そういった大きな手柄を立てたがゆえに今日では非常に高名な存在なんだ。
昔の人ではあるけど、かなり名が知られている人物だよ。」
有名と高名は共通する部分がある
有名と高名に関しては、ともに世間で名が知られている状況を表す言葉なので、その点においては共通しています。
しかし、高名はそれに加えて手柄を立てたことがあるという意味もあるので、そこに関しても頭に入れておくと良いでしょう。
似た意味を持っているとは言えますけど、違いは確実に存在しているので、そこに関して理解してほしいです。