粗末とは「大切にすべきものを疎かに扱うこと」。
大切に扱わずに、雑に扱う状況を指している言葉ですけど、それとは別にもったいない使い方をするという意味もあります。
粗放は「やり方に綿密さが感じられない、荒っぽい状況のこと」。
計画性がないとか、やり方に丁寧さが感じられないという意味になり、粗末に近い意味と言えるでしょう。
「粗末」の意味
粗末とは、大切にすべきものを疎かに扱うことです。
大切に使うべきものを雑に扱うような光景があった際に使いますけど、それとは別にもったいない使い方をしていると感じたシーンでも使用することが多々あります。
基本的には特定の人の扱い方を非難するような意図で使う言葉です。
割と日常生活の中で見聞きする機会があると言えるでしょう。
「粗放」の意味
粗放とは、やり方に綿密さが感じられない、荒っぽい状況のことです。
計画性がない、丁寧な感じがしないというシーンで使っていきます。
微妙に意味は異なっているとはいえ、粗末とそこまで大きな差は感じられない状況ですから、違いを感じづらい言葉と言えるはずです。
こちらに関しても他人を非難する際に使うことが多いでしょう。
「粗末」と「粗放」の用法や用例
「お皿を粗末に扱った結果、落として割ってしまった。
こんなことになるならば、もっとちゃんと扱っておけばよかったな。
まだ買ったばかりだったから、もったいないかったな。」
「結果的に今回のプロジェクトは失敗に終わったと言えるだろうが、それはやはり事前の計画自体が粗放だったからと評価できるだろう。
もっと綿密に練るべきだったな。」
粗末と粗放の意味は非常に微妙
粗末と粗放に関しては、どちらも雑に扱うとか、丁寧さが感じられないなどの意味になります。
もっと綿密に、ちゃんと考えて扱う、実施すべきだったケースで使うので、意味の違いは非常に微妙です。
ただ、粗末は多くが知っている言葉ですが、粗放に関しては知らない人も多くいると思われるので、そこまで使用する機会はないでしょう。