痛感は「心に痛いほど感じること。」
「強度認識」と言い換えると分かりやすい。
実感は「心にシッカリと感じること」。
「着実認識」と言い換えると分かりやすい。
痛感はネガティブな場合に使われ、実感はポジティブな場合に使われます。
「そうすればよかったのかと痛感した」「試合に勝った実感がジンワリ湧いた」と使います。
「痛感」は反省した場合に良く使われます。
「痛感」は後悔の念で起きるネガティブな感情です。
「心が痛むほど悔しく、やったことを深く反省する」と言うことです。
例えば「仕事の失敗で叱責を受け、自分の至らなさを痛感した」「試合に負けて自分の力が足りないことを痛感した」「負けた相手の強さをいやと言うほど痛感した」「真面目な人が辞めてしまったため仕事が停滞し、彼の優秀さを痛感した」などと使います。
「実感」は、喜びをかみしめること
「実感」は物事の結果が良かった時に使います。
勝利した喜び、物事を成し遂げた達成感、人に感謝された喜びなどをジンワリとかみしめることです。
例えば「成績優秀で表彰され、その喜びを実感した」「工事完了の竣工式を迎え、達成感を皆で実感した」「団体戦に勝利し、皆で嬉しさを実感した」「管理人は居住者から感謝されたので嬉しさを実感した」と使います。
「痛感」より「実感」の方がはるかに心地良いもの
「痛感」は後悔のもとに感じるネガティブなものなので、うれしい時のポジティブな「実感」を味わってみたいのが人情です。
「痛感」は自分を責めることですが、「実感」は自分を讃えることですから、当然に心地よい感情になります。
例えば「今の実感はいかがですか」と良く聞いていますが「うれしいです」しか言えないものです。
「痛感」と「実感」
「痛感」は失敗をして、後悔の念の元に起きるネガティブな感情のことです。
「痛感」したことを糧に次に繋げることをします。
「試合に負けて自分の弱さを痛感した」「試合の相手が強いことを痛感した」と使います。
「実感」は喜びをかみしめるポジティブな感情のことです。
「試合に勝って喜びを実感した「工事の完成を迎えて喜びを実感した」と使います。