片手落ちは「一方を優遇して他方は冷遇すること。」
「不公平」と言い換えると分かりやすい。
不平等は「一方が他方より有利になること」。
「一方的有利」と言い換えると分かりやすい。
片手落ちはが不利になること、または、他方を優遇することです。
片手落ちも不平も双方のバランスが崩れて、一方が損をしている様子の事を言います。
「片手落ち」はバランスの取れない状態のこと
「片手落ち」は「片」+「手落ち」の意味で、「一方に手落ちがあること」になります。
両方同じような扱いをするべきところ、片方にしなかった場合に「片手落ち」と言うのです。
バランスを欠いた不公平のことと同じになります。
差別用語と言う意見もあり気を遣う言葉ですが、「片手」が無いことではありませんので誤解と言うことです。
「不平等」は力関係で決まります。
「不平等」は力の強い者が弱いものに押し付ける、不公平なことです。
すべて平等と言うわけにはいかない人間社会では、「不平等」なことは日常的に起こるのです。
例えば「幕末の日米不平等条約」「力が強いものに多く分けられた不平等配分」「国会議員が必要以上に優遇されるのは不平等に感じる」と使います。
社会的ひずみのことです。
「片手落ち」も「不平等」も不公平なこと
「片手落ち」は一方に厚く他方に冷たい仕打ちのことですから、不公平と言えます。
「不平等」もすべてが平等とはいかない社会にあるひずみのことで、不公平なことは多く存在します。
「片手落ち」は何かを処理する際に起きるもので、「不平等」は社会構造的なひずみのことになります。
格差と言う言葉でも表すことが出来るものです。
「片手落ち」「不平等」
「片手落ち」は一方に手落ちがあることで、他方を優遇しているのに一方は冷遇するというバランスを欠いたことです。
「不平等」は一方が有利になる仕組みで、社会構造的なひずみ・格差と言ってよいものです。
例えば「働いてもらう年金より、働かないでもらう生活保護が良いのは不平等なことだ」「あの採決は片手落ちと見える」などと使います。