森羅は「無数に並んでいること」。
元々は木々が連なって生い茂っている様子を表す言葉でしたが、いろいろな部分で使用される機会があり、無数に並んでいる状況を表す言葉として定着したのです。
万象は「あらゆるもののこと」。
この世に存在するもの、形あるものすべてといった意味になります。
だから、世の中のほぼ全てのものに対して使うことができます。
「森羅」の意味
森羅とは、無数に並んでいることです。
元々は木々が連なって生い茂っている状況を例えた言葉だったのですが、木々以外が並んでいる状況でも使うことができます。
したがって、特定のものがいくつも存在している状況を指していると言え、多くのものを対象にすることが可能です。
だから、日常生活の中で幅広く使用できると言えます。
「万象」の意味
万象とは、あらゆるもののことです。
世の中に存在するものであればほぼなんでも使用することができるでしょう。
したがって、対象になるものは無数と言える状況です。
ただ、これは森羅に関しても言えることですが、万象という言葉は基本的には森羅万象といった形でセットで使用することが多いです。
実際、森羅万象は有名な四字熟語となっていますから。
「森羅」と「万象」の用法や用例
「森羅という言葉は気木々が並んで生い茂っている様子を表していることから、同様に何かがいくつも並んでいる状況を指すシーンで使えるんだ。」
「万象という言葉はこの世に存在するあらゆるものを指す。
したがって、除外されるものはほとんどない状況なんだ。
形あるものであれば何でも対象にできる、そういった意味の言葉なんだね。」
森羅と万象は通常セットで使用する言葉
森羅と万象に関しては、通常はそれぞれ個別に使っていくことはほとんどありません。
使えなくはないものの、使用頻度が高いとは言えないでしょう。
いろいろなシーンで使うことができる言葉ではあるものの、実際に森羅と万象を個別に使う人は多くないのです。
森羅と万象は森羅万象といった形で使用するのが一般的と言えるので、こちらの意味も覚えておく必要があるでしょう。