ハラハラは「軽い小片が落ちる様子のこと。」
「桜の花弁」と言い換えると分かりやすい。
ヒラヒラは「軽いものが空中を舞う様子のこと」。
「蝶々」と言い換えると分かりやすい。
どちらも空中を小片状のものが落下するか浮遊している様子の事を表す言葉です。
「桜の花はハラハラと風に舞う」「ヒラヒラとモンシロチョウは舞う」と使います。
「ハラハラ」は落下の様子以外にも使います。
「ハラハラ」は花弁が落ちる様子がピッタリですが、「気を揉む」「心配する」と言う意味もあります。
例えば「花は時期が来ればハラハラと散るものだ」「桜は散る時はハラハラとまるで吹雪のように散る」「空中ブランコはハラハラしながら見るものだ」「人をハラハラさせて困った人だ」「ハラハラドキドキの映画だった」などと使います。
「ヒラヒラ」は舞う様子のこと
「ヒラヒラ」は空中を舞う様子ですから、花びら・蝶々などとても軽いものが舞うということです。
例えば「桜の数枚の花びらは風に舞い、ヒラヒラと落ちた」「ヒラヒラと空高くから落ちてくる宣伝ビラ」「ヒラヒラとしているのはアゲハチョウのようだ」「旗が風にたなびいてヒラヒラしている」「お札がヒラヒラと落ちてきた」などと使います。
「ハラハラ」「ヒラヒラ」は美しいオノマトペ
「ハラハラ」「ヒラヒラ」と言う言葉は、花びらや蝶が舞う様子を表す言葉で、日本語独特の雅な印象があるものです。
英語でも同様の言葉はあってもこれだけの表現は出来ません。
言葉を重ねるオノマトペは日本語に多い独特とも言える擬音・擬態語表現ですが、同じ様子を複数のオノマトペで表現することは他国語ではないと思われます。
「ハラハラ」「ヒラヒラ」
「ハラハラ」は軽い小片、例えばサクラなどの花びら・雪片・細かい紙などが落ちる様子を言いますが、特に花びらに使われると雅な感じがします。
また、「ハラハラ」は別に「気を揉む・心配だ」と言う意味合いもある言葉です。
「ヒラヒラ」は蝶・宣伝ビラ・お札の様な軽いものが空中を軽やかに舞うか落ちる様子の事を言います。