原型は「特定の製作物の型をとるためのもののこと」。
何かを作る際に、同じものを量産するときには型があった方が便利ですが、その型を原型と表現するのです。
原形は「変わる以前の元の状態のこと」。
何かの姿が変わったときに、その変わる前の状態を原形と表現します。
つまり、原形は見た目が変わったものに対して使うのです。
「原型」の意味
原型とは、特定の製作物の型をとるためのもののことです。
何かを大量に作る際には、型があれば便利ですから、その型を原型と呼びます。
原型はいろいろな分野で使用されており、世の中に数多く存在しているでしょう。
しかし、実際に製造にかかわっている人以外は直に見ることはないでしょうし、多くの人にとって馴染みは薄いでしょう。
「原形」の意味
原形とは、変わる以前の元の状態のことです。
何かが変わったときに、その変わる前の姿を原形と表現します。
したがって、原形は見た目が変わったものに対してのみ使うことができるのです。
これはモノに関してもそうですけど、人に関しても使うことができます。
見た目が大きく変わった際には、その変わる前の見た目というものが存在しているはずですから。
「原型」と「原形」の用法や用例
「今回作る製品に関しては、まずは原型が必要だ。
元となる型を作ってから、それから実際に製品の製造に取り掛かる必要があるだろう。」
「車が電柱に激突し、横転した事故だが、車が原形をとどめていないな。
車であったことはなんとか分かるが、元はどんな形だったのだろうと思えてくる。
それくらいに強い衝撃だったんだろうな。」
原型と原形は別物である
原型と原形は言葉は似ているものの、意味はまるで違うと言えます。
原型は製品を作るときの型のことで、原形は姿が変わったものに関して、変わる前の姿を指しています。
したがって、両者は使用する場面が全く異なっているので、そこに関しては知っておきましょう。
原型に関しては多くの人たちに馴染みはないでしょうけど、原形は場合によってはあるでしょう。