特別は「普通のものとは別扱いすべきもののこと」。
普通ではないため、普通とは区別する必要があるときに特別という言葉を使用していくのです。
格別は「普通のものとは程度が違っている状況のこと」。
普通とは違うという点においては特別と同じ意味になっていますけど、特に程度に注目している点が特徴的と言える言葉なのです。
「特別」の意味
特別とは、普通のものとは別扱いすべきもののことです。
いろいろな意味で普通とは違っている状況が確認できるため、普通と言える多くのものとは区別した方が良い、例外として扱った方が良いときに使用します。
ただ、何がどう普通と違っているのかに関して、割と幅広く条件を認めているので、数多くのシーンで使うことができます。
「格別」の意味
格別とは、普通のものとは程度が違っている状況のことです。
だから、特別との意味の違いはほとんどないのではないかと思われますが、格別という言葉は程度の違いに注目する点が特徴的です。
したがって、普通のものとは明らかに程度が異なっていると感じるときに使うため、それだけ条件が厳しいと言え、そこまで頻繁には耳にしません。
「特別」と「格別」の用法や用例
「いつもはこんなことはしないが、どうしても言うならば、今回だけは特別に私が直接勉強を教えてやろう。
こんな機会は2度とないと思った方が良い。」
「このバッターはパワーがずば抜けている。
普通の選手とは明らかに違う。
まさに格別の選手と言えるだろう。
こんな選手がうちのチームにいるというのは本当に素晴らしいことだね。」
特別と格別はともに普通ではないこと
特別と格別はともに普通ではないときに使用します。
したがって、意味自体は区別しづらい面を持っているのです。
ただ、特別は普通ではないとき全般に使用できますけど、格別は程度が普通ではないときのみ使用すると言えるため、そこに大きな違いがあるのです。
違いは一応あるものの、非常に微妙なものなので、区別するのはやはり大変と評価できます。