道楽は「バクチなど金をかけた趣味のこと」。
「高価趣味」と言い換えると分かりやすい。
趣味は「自分の好きな道を楽しむこと」。
「余暇利用」と言うと分かりやすい。
道楽は趣味の中でもお金を掛けたものになります。
身を持ち崩すこともあり、良い意味ではあまり使われない言葉です。
趣味は多彩多様で自分の好きな道を余暇にすることです。
「道楽」はお金が掛ります。
「道楽」はバクチや酒の他、趣味としてはお金のかかるものになります。
「着道楽」「食い道楽」「道楽息子」という言葉もあるほどです。
例えば「道楽で始めたことが本業になった」「道楽で集めた骨董品が高値で売れた」「道楽もほどほどにして下さい」「釣りは魚が食べられると思ったが、道具に金をかけると道楽になるものだ」と使います。
「趣味」は健全な余暇利用
「趣味」は道楽と違いお金を掛けないでも出来るものもあり、深入りしなければ健全と言えます。
なんでも適当にすれば楽しむことが出来ますが、夢中になると深入りしてお金ばかり注ぎ込むことになり、仕舞には「道楽」となり破綻することになりかねません。
「良いご趣味をお持ちですね」「ご趣味はどのようなものですか」などと使います。
「道楽」と「趣味」は紙一重
「趣味」が嵩じて「道楽」と自他ともに認めるようになると、お金がいくらあっても足りません。
「趣味」の範囲にいればよいものを、つい深入りしたために「道楽」となったもので「趣味」とは紙一重です。
着物に入れ込めば「着道楽」、食べ歩きは「食べ道楽」となり、趣味のものに道楽を付ければ、皆道楽の可能性があるのです。
「道楽」と「趣味」との違い
「趣味」は健全な余暇利用として皆が行っているものです。
「道楽」は趣味が嵩じたもので、気を付けなければ道楽化することになります。
そうするとお金を湯水のごとく使っても惜しいとは思わなくなります。
「道楽」だからと大金を注ぎ込むことになるのです。
「趣味」は千差万別に種類があるもので、人により好き嫌いのある世界です。