経験は「実際に行うこと・見ること・話すこと・聞くことなどのこと」。
「実体験」と言い換えると分かりやすい。
経験則は「経験を通して得られる法則のこと」。
「法則」と言うと分かりやすい。
経験は実際に肌身で感じながら体験することです。
「経験則」はそのような経験を積んで、得られた知識・体験などからある法則的なことを見出すことです。
「経験」は実体験のこと
「経験」は実際に自分が肌身で覚えた体験や知識の習得、技術の習得、技の修得などを言います。
「経験」を積むことで人は成長するのです。
例えば「年を取ると経験がものを言う」「経験不足では使い物にならない」「もっと経験を積まなければならない」「経験者限定の仕事になります」「経験者と初心者は違う」などと使います。
「経験則」は経験で得られた法則のようなもの
「経験則」は長い人生の中、多くの経験を重ねるうちに分かってきた法則のようなもののことを言います。
例えば「経験則では人を信頼していると人は自分のことを信頼する」「経験則では人を信頼していないと人は自分を信頼しない」「お金は天下の回りものとは経験則として分かる」「いろいろな経験則を身に着けた」と使います。
「経験」を積むと「経験則」が分かってくる。
「経験」を積まないと「経験則」は理解できません。
「経験」の中で「これはこういうことなのだ」と理解することが「経験則」が分かるということです。
人間関係でも、利殖でも、恋愛でも様々な失敗をすることで、だんだん「このようにすれば良い」という「経験則」が身についてくるのです。
だから、若いころには何事にも挑戦して失敗をしなさいと言われるのです。
「経験」と「経験則」
「経験」は自ら体験し、身に着ける知識・体験・人間関係・技術・技などのことです。
それらを通じて得られるのが「経験則」なのです。
「経験則」は法則と言われますが、「このようにすればよい」という教訓のようなものと考えればよいでしょう。
失敗から学ぶことが「経験則」とも言えるのです。
また、天気予報ではスパコンが予想する気圧配置・気温・湿度・風速などから、明日はこのような天気になるという「経験則」を交えて解説をしています。