透明感は「ガラスのように透明な感じがすること、情報が開示されていること。」
「情報開示」と言い換えると分かりやすい。
透明性は「透明な性質、情報公開がなされること」。
「情報公開」と言い換えると分かりやすい。
透明感も透明性もガラスや肌の感じなどのほか、情報がどの程度明らかになっているかを見る尺度として使われることがあります。
「透明感」は透明さが感じられること。
「透明感」は肌がきれいで、ガラスのように透き通るような感じがすることですが、別の意味で情報がどの程度開示されているかを見る尺度としての言葉にもなります。
例えば「選考委員会はメンバーが誰なのか、いつどのように決めたのか明らかにされないという実に透明感に欠ける会議だ」「透明感を持って会議を行う」などと使います。
「透明性」は「透明感」がある性質のこと
「透明性」はガラスのように透明感がある性質のことですが、情報開示度を測る物差しともなります。
例えば「委員会の進行は透明性が求められる」「非公開の会議は透明性がない」「誰の発言だったかを明らかに出来ないのでは透明性があるとは言えない」「透明性を持って何事も包み隠さずにお話をお願いします」などと使います。
「透明性」があれば「透明感」が生まれる。
きれいな肌に「透明性」があれば「透明感」があると言えます。
また、「透明性」を担保している会議は「透明感」があると言えるのです。
「透明性」を担保とは、会議の出席者がまともな手続きで選ばれていること、誰の発言なのか・発言内容が議事録として記録されていること、議決の方法が決められていることなどです。
そのような「透明性」があれば、「透明感」があると言えるのです。
「透明感」「透明性」
「透明感」は情報が明らかにされていることです。
逆に情報が隠される場合には「透明感」がないと言われるのです。
密室政治も「透明感」の無い典型的例となり、「透明感」があると評価されるには「透明性」が確保されていて、「透明性」が損なわれない体制があることが大事です。
自由主義国家では「透明性」が社会規範になっているのです。