「着眼」は、重要なこととしてある点に目をつけることです。
「良い所に着眼している」は「focus on productive point」「focus on meaningful point」で表されます。
「良い着眼です」は「That’s an astute observation.」「That’s a keen observation.」です。
「着眼点」は「the point aimed at」です。
「着目」は、特に注意して見ることです。
英語では「注目」の意味の場合「attention 」「notice」「noteworthy」「remarkable」で表されます
「注目に値する」という意味の場合「worthy of note」「deserve our attention 」です。
「着眼」の意味
「着眼」は、物事をしたり考えたりするために、特定の所に目をつけることをいいます。
また、その「目のつけ方」や「目のつけどころ」のことです。
「着目」のことです。
重要なこととしてある点に目をつけることです。
以下のように使います。
君の着眼には敬服する 省エネに着眼した新商品
着眼点が良い 着眼が鋭い 着眼力
良いところに着眼した
<着眼大局>
もの事全体の成り行きに注意し、気を配ることです。
「着眼」は、「目をつけること」です。
「大局」は、「ものごと全体の見通し」です。
勝負の形勢も指します。
「着眼大局の政策が求められる」のように使います。
「着目」の意味
「着目」は、気を付けて見ることです。
特に目をつけることです。
「着眼」「注目」のことです。
重要なこととして目をつけることです。
特に注意して見ることです。
以下のように使います。
着目に価する 子供の個性に着目して考える
発想の奇抜さに着目して評価する
細胞の変化に着目する 良いところに着目した
彼の手腕に着目する 着目すべき現象が発生している
<着・眼・目の漢字>
「着」
字義は「つく」「きる・身につける」「接触する」「火がつく」「居る・おる・置く」です。
解字において、「着」は、「著」の草書体から生じました。
もともとは、「著」の俗字です。
発音が「ちょ」の場合、わが国では「著」を用います。
元来、「着」と「著」の両字には字義上の区別はありませんでした。
「眼」
字義は「め・まなこ」「あな」「かなめ」「みる」です。
解字では、「目+艮」で構成されます。
「艮・こん」の部分は人の目を強調した形です。
これを型どって「め」を意味しました。
後に、「め」をさらに強調するため「目」を付しました。
「目」
字義は「め」「モクする」「かなめ」「箇条」「名・名前」「品定め」「かしら」です。
解字において、「目」は象形文字です。
人の目の象形です。
「め」も意味を表します。
「着眼」は、 重要なこととしてある点に目をつけること
「着目」は、 特に注意して見ることです。
「着眼」「着目」は、類語です。
共通する意味は「重要な点に目をつけること」です。
ともに、分析・処理などするための拠り所として、普段気が付かないような点に目をつけることです。
「着眼」は、その意味合いが特に強くなります。
<良い着眼・着目>
以下の英語の表現は、「良い着眼です」、または「良い着目です」という意味です。
「That’s an astute observation.」「That’s a keen observation.」です。
「astute」は、「抜け目のない」「機敏な」「ずるい」という意味です。
「keen」は「熱心な」「鋭い」「機敏な」などの意味があります。
「observation」は「観測」「監視」「注視」などです。