「東名高速道路」は、東京都から愛知県小牧市までの346キロメートルを結ぶ高速道路です。

1968年から1969年にかけて開通しました。

愛知県小牧市以西は「名神高速道路」として直結しています。

一方、「新東名高速道路」は、神奈川県海老名市から愛知県豊田市を結ぶ全長200キロメートルを超える高速道路です。

東名高速道路に並行して開通しており、伊勢湾岸自動車道・新名神高速道路と一体化して運用されています。

東名高速道路とは

東名高速道路は、東京都世田谷区にある東京インターチェンジから、愛知県小牧市の小牧インターチェンジまでを結ぶ高速自動車国道です。

途中、神奈川県横浜市、静岡県静岡市などを経由しています。

全長距離は約346キロメートルとなっています。

1950年代に、高速道路の構想が現れるようになり、1969年に神奈川県の大井松田インターチェンジと静岡県の御殿場インターチェンジの間が開通したことで全線開通となりました。

新東名高速道路とは

新東名高速道路は、神奈川県海老名市の海老名南ジャンクションから愛知県豊田市の豊田東ジャンクションまでを結ぶ高速自動車国道です。

東名高速道路に並行して伸びており、途中数か所に東名・新東名の間を結ぶ連絡路が伸びています。

2020年時点では、神奈川県伊勢原市から静岡県御殿場市の間が開通しておらず、現在も工事が進んでいます。

東名高速道路と新東名高速道路は相互に補完しあう

1968年から69年にかけて開通した東名高速道路は、高度経済成長期以降の日本の交通や輸送を支えてきました。

しかし、交通量の増加にともない、道路が持つ容量を超えてしまうことになり、慢性的な渋滞が起こるようになりました。

また、東名高速道路の静岡市・清水市を通過する区間では駿河湾に近接して道路が伸びており、高波が来たときには通行止めになってしまいます。

そのため、東名を補完するために、並行して新東名が開通することになりました。

東名と新東名、どちらもなくてはならない

東名高速道路の交通量増加などにともない、新東名高速道路がその代替として物流を担うことになりました。

車線も多く、最高速度の引き上げなどもあることから、交通量は新東名に分散されるようになりました。

また、東名・新東名の間に連絡路が複数あることから、どちらか一方で不測の事態が起きてもそれを補完することができます。

新東名が全線開通すると、東京から名古屋、大阪以西への交通・物流が大きく変わることが期待されています。

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