保留は「特定の決定に関して、今すぐに結論を出さないで先延ばしにすること」。
決定を今ではなくて、後に回すという意味があります。
留保は「権利や義務などをとどめておくこと」。
権利や義務に関して、すぐに行使、履行しないで後に回す、とっておくという意味があります。
ただ、保留との違いはそこまでないと言えるでしょう。
「保留」の意味
保留とは、特定の決定に関して、今すぐに下すのではなく、後に回すことを意味しています。
いつかは下すものの、それが今ではない、時間的に後であるという意味になります。
したがって、決定の日にちをずらすという状況なのです。
この保留についてはいろいろなシーンで使うことができる言葉となるため、無意識に使用している人はかなり多いです。
「留保」の意味
留保とは、権利や義務などをとどめておくことです。
特定の権利や義務を今すぐに行使、履行しないで後に回すという意味なので、保留にかなり近い意味となっています。
保留との違いで言えば、後にずらすのが権利や義務というケースが多いという点であり、全体的な意味における違いはあまりありません。
だから、使い方に迷う人が多いと言えます。
「保留」と「留保」の用法や用例
「今回の決定に関してだが、予定では今日行おうと思っていたものの、結論がまとまりそうにないため、とりあえず保留にしたいんだが。
後日改めて会議を開き、そこで決定をしよう。」
「有給休暇を使おうと思っていたのだが、とりあえず今回は留保しようかなと思う。
後日まとめて使って大型連休を実現したいという願望があるからね。」
保留と留保は同じような意味の言葉
保留と留保に関しては、意味の違いを説明するのは難しいです。
保留は決定を先延ばしにすること、留保は権利や義務の行使、履行を先延ばしにすることです。
したがって、微妙に意味は異なっているものの、かなり似ている状況と評価できます。
言葉自体も似ているため、どっちがどっちか忘れる可能性があるため、区別はしっかりと行っていきましょう。