暇は「仕事などをする必要がなく、やることがない状況のこと」。

単純にすべきことが存在せず、時間が余っている状況を指しています。

退屈は「やることがない状況が存在し、それに対して嫌悪感を抱いている状況のこと」。

時間が余っているという意味では暇と同じですけど、否定的なニュアンスが含まれているのが退屈になります。

「暇」の意味

暇とは、仕事などをする必要がなく、やることがない状況を指しています。

やることがないという、時間を持て余している状況そのものを表す言葉と言えるでしょう。

つまり、暇であることに関して、いいことである、悪いことであるといったニュアンスは特に含まれていません。

客観的な事実のみの意味を含んだ言葉になっているのです。

「退屈」の意味

退屈とは、やることがない状況を指していますが、その状況に関して少なからず嫌悪感を抱いているケースと言えます。

つまり、やることがなくて時間を持て余しているシーンに関して、ストレスを感じている際に退屈という言葉を使うわけです。

単純に時間を持て余しているだけではなく、その状況をよくないと感じているという条件が必要になります。

「暇」と「退屈」の用法や用例

「今日はいつもと違って残業がなく、定時で帰ることができた。

おかげで暇な状況が生まれたよ。

滅多にないことだから、すごい不思議な感じがするんだよな。」

「今日は本当にやることがなくて、退屈だな。

やることがないというのも結構困るもので、時間の流れがすごい遅く感じられるんだよね。

忙しい方がマシに思えてきたな。」

暇と退屈の違いは感情の部分

暇と退屈はどちらもやることがない、時間を持て余しているという状況を表しています。

しかし、暇はそういった事実のみに言及する言葉ですけど、退屈はその事実に関して自身の感情を含めて表している言葉です。

だから、退屈に関しては、それ自体をよくないと思っている際に使う言葉なのです。

ここは両者の大きな違いになるため、覚えておきましょう。

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