接頭語は「言葉の頭についてその言葉と一体になって意味を表す言葉のこと」。
「お」「御」と言い換えると分かりやすい。
接尾語は「言葉の後についてその言葉と一体になり意味を表す言葉のこと」。
「らしい」「ら」と言い換えると分かりやすい。
「接頭語」「接尾語」の種類は大変に多く、日本語を味のある言語にしています。
「接頭語」は単独では使いません。
「接頭語」は他の言葉の頭についてその言葉と一体化して意味を持つ言葉です。
元の言葉の意味は接頭語が付いても変わりません。
例えば、「父さん」に「お」と言う接頭語を付けても「お父さん」となり意味は同じです。
「顔・手・足」に「素」と言う接頭語を付けても「素顔・素手・素足」となり意味は同じです。
強調する場合は「真っ青・真っ白」などとなります。
「接尾語」も単独使用はされません。
「接尾語」は「接頭語」と同じく単独では使われませんが、「接尾語」が付くことで意味が替わることがあります。
大方の「接尾語」は「接頭語」と同様に本来の意味は変わらないのですが、一部には意味が替わることもあります。
例えば、「離れる」に「難い」と言う接尾語を付けると「離れ難い」となり反対の意味になります。
「基本的」の「的」はよく使います。
「接頭語」の用例
例えば、純粋を強める「素・生・真・真っ」などが付くと「素足・生娘・真新しい・真っ白」となり、大きさ量を表す「大・小」が付くと「大雨・小一時間」となり、強調を表す「いけ・いち・打ち・鬼・くそ」が付くと「いけずうずうしい・いち早く・打ち切る・鬼軍曹・くそ坊主」となり、「敬意を表す「御」は「御曹司・御身・御礼」となり、漢語に付く「過・各・旧・再」は「過保護・各部署・旧東海道・再発見」となります。
「接尾語」の用例・まとめ
例えば、「かけ・かた・張る・めく・さん・ちゃん」などが付くと「行きがけ・話しかた・欲張る・春めく・お母さん・坊ちゃん」となり、漢語に付くと「衆議-院・会社-員・支配-下・一般-化・専門-外・湯-加減・使用-後」などとなります。
「接頭語も「接尾語」も大変に種類が豊富で、ほとんどの日本語に付いていると言っても良い言葉です。
外国語に比べて日本語を表現豊かにしている要素と言えます。