平行は「2つの直線に関して、それぞれをどれだけ延長しても永遠に交わることがないと言える状況のこと」。
2つ存在している直線をどれだけ伸ばしても、この先絶対に交わることがないと言える条件を満たした場合に平行と言えるのです。
並行は「並んで進むこと、2つ以上のことを同時に行うこと」。
どちらかと言えば、2つ以上のことを同時に行うという意味がメジャーです。
「平行」の意味
平行とは、2つの直線が存在しているとき、その2つの直線をどれだけ延長しても永遠に交わることがないと言える状況を指しています。
算数や数学で使われることもありますが、それ以外の場面でもたびたび耳にすることがある表現です。
ただ、現実における2つの直線が平行になっているかに関しては、見た目ではかなり判断しづらいはずですが。
「並行」の意味
並行とは、並んで進むこと、そして2つ以上のことを同時に行うという意味です。
後者の意味の方がメジャーです。
やらないといけないことが複数あったときに、それぞれを順番に行うのではなく、全て同時にやってしまうというときに並行という言葉を使います。
この並行という言葉はいろいろな機会で使えますし、実際に並行して何かを行う人は世の中に多くいるでしょう。
「平行」と「並行」の用法や用例
「あの2人の意見は真逆で、お互い譲る気が全くなさそうだ。
完全に平行線の状態となっており、今後交じり合う気配が全くないんだよね。
打開策はないものか。」
「仕事が多すぎて、順番にやっていたのではとても間に合いそうにない。
したがって、並行して行うしかなさそうだ。
それによって負担は重くなってしまうが、この際しょうがない。」
平行と並行は意味としてはかなり違う
平行は2つの直線をどれだけ延長しても、それぞれが交じることが絶対にない状況を指しており、並行は並んで進むこと、2つ以上のことを同時に行うことなので、これらの言葉は意味としては別ものと評価できるでしょう。
言葉としては似ているものの、意味は割と違うはずなので、そういった部分を理解しながら覚えておくと良いです。