「監視」と「看視」と「環視」の違い・意味と使い方・由来や例文

監視は「何かしら問題が起きないか、警戒しながら見ること」。

警戒をするというのがポイントです。

看視は「細かい変化が起きないか、注意深く見ること」。

わずかな変化を見逃さないという姿勢が存在しています。

環視は「大勢が特定のものを取り囲みながら見ること」。

多数の人たちが見ているという部分がポイントと言えるのです。

「監視」の意味

監視とは、何かしらの問題が発生しないように、警戒をしながら見ることです。

つまり、何かしら問題が発生する可能性があるような状況で、見張るケースにて使う言葉です。

基本的には自分たちが特定のものを見ている状況を周囲、または見ている対象に悟られないように、こっそりと行うことが多いです。

警察の人間などは日常的に行っていることも珍しくありません。

看視とは、細かい変化が起きたときにそれを見逃さないように注意深く見ることです。

つまり、一瞬の変化を確実に感じ取るために、集中して見ている状況と言えます。

こういった状況は少なからず多くの人たちに存在している可能性があります。

頻繁に看視をすることはないとしても、それをする必要性がどこかで発生することは十分にあり得ます。

環視とは、大勢が取り囲みながら、特定のものを見ている状況です。

一般的には衆人環視という言い方をします。

見ている側が大勢という条件が必要なため、使えるケースはかなり限られています。

また、環視に関してはどちらかと言えば、見られている側が使うことも多く、そのような環境下にあるときに使用するケースが実際にあるのです。

環視は大勢が特定のものを見ているケースで使いますが、監視と看視は注意深く何かを見張っている状態です。

微妙にニュアンスは違いますが、意味としてはかなり似ていると言えるでしょう。

したがって、監視と看視に関してはその区別が難しく、実際にこれらの言葉を使っていくときにはかなり注意をしていく必要があるはずです。