「艦上爆撃機」は航空母艦(空母)で運用する爆撃機の事であり、敵艦に対して爆撃を行います。

その方法が、急降下爆撃や水平爆撃等様々な戦法により実行されます。

「空母への搭載可能の爆撃機」と理解すると分かりやすいと思います。

旧日本軍機なら、「九九式艦上爆撃機」や「彗星」と理解すると分かりやすいと思います。

「艦上攻撃機」は航空母艦(空母)で運用する攻撃機の事であり、敵艦に対して雷撃を行います。

その方法が、敵艦の側面から雷撃(魚雷攻撃)を行う事や場合によっては水平爆撃等の戦法により実行されます。

「空母への搭載可能の雷撃気」と理解すると分かりやすいと思います。

旧日本軍機なら、「九七式艦上攻撃機」や「天山」・「流星」(別名:「流星改」)

「艦上爆撃機」(艦爆)の意味

「艦上爆撃機」とは航空母艦(空母)で運用しながら、爆撃任務やら偵察任務に従事する爆撃機の事を言います。

基本的に2人乗りであり、前方のパイロットは操縦を担当し後方は爆撃・偵察・報告・後方旋回機銃・等を担当します。

搭載する爆弾は250キロ~500キロ爆弾を1発搭載する事が多いです。

求められる性能としては、敵機を振り切れる「速力」「運動性能」と「爆弾の命中率の高さ」です。

因みに旧日本軍機の「九九式艦上爆撃機」は命中率が80%以上と驚異的な数字をたたき出しています。

(真珠湾攻撃やインド洋作戦で実証済み)

「艦上攻撃機」(艦攻)の意味

「艦上攻撃機」とは航空母艦(空母)で運用しながら、雷撃任務やら偵察任務さらには船団護衛として対潜警戒任務に従事する攻撃機の事を言います。

基本的に3人乗りであり、前方のパイロットは操縦を担当し真ん中のパイロットが偵察や雷撃(爆撃)を担当し、最後尾が偵察や報告・後方旋回機銃等を担当します。

搭載する魚雷は800キロ~1000キロ魚雷を1発を搭載する事が多いです。

爆弾搭載時は500キロ爆弾を1発~2発です。

求められる性能としては、ある程度の「速力」と「防御力」・「魚雷の命中率の高さ」です。

因みに旧日本軍機の「九七式艦上攻撃機」も命中率が高かったと戦後にパイロットが証言しています。

大戦末期に量産された「流星改」は艦爆と艦攻を一本化した画期的な機体だったそうです。

「艦上爆撃機」と「艦上攻撃機」の用法や用例

「艦上爆撃機」
用法:敵の基地や艦隊が攻撃範囲に現れたら、すぐさま爆弾を括り付け戦闘機の護衛の下に、敵の基地か艦隊を爆撃することができます。

用例:「敵空母発見!」との報告が入れば、爆弾を抱いて飛行甲板上に待機中の艦上爆撃機隊を発艦させて先制攻撃をしましょう!

「艦上攻撃機」
用法:敵の基地や艦隊が攻撃範囲に現れたら、すぐさま魚雷を括り付けて戦闘機隊と艦爆隊との連携の下、敵の基地か艦隊を攻撃することができます。

用例:「敵空母発見!」との報告が入れば、魚雷を抱いて飛行甲板上に待機中の艦上攻撃機隊と艦爆爆撃機隊を連携させ、零戦隊の護衛の下、先制攻撃をしかけましょう!

「軽い艦上爆撃機と重い艦上攻撃機」

「艦上爆撃機」の特徴と言えば、基本的な戦法は「急降下爆撃」が多いのです。

そうなってくると、敵の対空火器の餌食になってしまう事が多いので性能として求められる事は、ある程度の「防御力」と「軽快な運動性能」(通称:軽さ)になってくるのです。

そこで犠牲にする性能としては、何と「爆弾の搭載量」なのです。

それもそのはずですよね・・・1発250キロ~500キロの物をぶら下げるのですから。

そこを補うのは「飛行機の数」になってくるのです。

空母へどれだけ搭載出来るかがカギかもしれませんね。

「艦上攻撃機」の特徴と言えば、基本的な戦法は「雷撃主体」になるので、こちら艦爆同様に敵の対空火器の餌食になってしまう事が多いので性能として求められる事は、ある程度の「防御力」です。

そして、何より「敵艦撃沈!」が艦爆隊より任務的に求められるので「魚雷(爆弾)の搭載量」です。

なので旧日本軍機の「九七式艦上攻撃機」(初期型)ですら、800キロの魚雷を搭載しています。

犠牲にする性能と言えば、「速力」と「運動性能」なのです。

そうなってくると重いという事も理解してもらえると思います。

現に「艦攻隊は重いからな」や「艦攻隊は重いからやられる可能性が高い」等と戦闘機隊のパイロットや艦爆隊のパイロット達がうわさをしていたそうです。

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