「愛用」と「愛顧」の違い・意味と使い方・由来や例文

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愛用は「特定のものを特に気に入り、それを頻繁に使っている状況のこと」。

基本的にモノに対して使う言葉であり、自分の所有物を挙げることが多いです。

愛顧は「特定のお店、また商人などを贔屓にすること」。

どちらかと言えば人などに対して使うことがある言葉ですが、意味としては愛用という言葉にかなり近い状況となっています。

「愛用」の意味

愛用とは、自分が所有する特定のモノを頻繁に使っている状況、特に気に入って使っている状況を指しています。

基本的にはモノに対して使用することが多いです。

いろいろな種類の商品がある中で、自分にとって理想的と思えるような一品があったときには、そのモノに対して愛用という言葉を使用していくことが実際よくあります。

「愛顧」の意味

愛顧とは、特定のお店や商人などを贔屓にすることです。

現実的に利用可能なお店や商人の選択肢が多くあったとしても、その中で特定のお店や商人ばかりを利用している状況があれば、それは愛顧と表現できるのです。

愛用はモノに対して使うことが多いものの、愛顧に関してはモノに使うことはあまりなく、人などに対して使用することが多いです。

「愛用」と「愛顧」の用法や用例

「私はかなり昔に買ったパソコンをいまだに愛用している。

買い換えてもいいんだけど、特に壊れている箇所もなくて、使い慣れているし、これといって買い替える理由がないんだよな。」

「うちのお店は多くの常連さんに支えられていると実感する。

やっぱり愛顧にしてくれる人たちが多くいると、お店の経営は大分楽になるんだよね。」

愛用と愛顧は対象となるものが違う

愛用と愛顧に関しては、基本的な意味はそんなに変わりませんけど、対象となるものが異なっていると言えるのです。

愛用は基本的にモノに対して使うことがほとんどですけど、愛顧は人に対して使うことが多く、人そのものじゃなくても複数人が所属する団体といったケースが多いです。

こういった違いを覚えておくと良いでしょう。

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