終焉は「生命が終わりを迎えること」。
簡単に言えば生物が死ぬことを意味します。
しかし、そういった部分から長く存在したものが終わりを迎える、消えるようなときに使うこともあります。
終結は「物事が終わりを迎えること」。
何かしらの出来事などが終わりを迎えるというときに使うのです。
漠然とした意味ではありますが、いろいろな機会で使える言葉なのです。
「終焉」の意味
終焉とは、生命が終わりを迎えること、生物が死ぬことという意味がありますが、それとは別に長く続いたものが終わりを迎えたり、消えたりするときにも使うのです。
長く続いたテレビ番組が終焉を迎えるといった言い方をすることもあります。
生命と同様に長く存在したものに対して、比喩的な使い方をするというのが特徴と言えるのです。
「終結」の意味
終結とは、漠然と物事が終わるという意味で使います。
したがって、いろいろなものが終わったときに終結という言葉を使うことができます。
ただ、終結というのはある物事が終わって、それと同じことが再び起きないと言えるようなときに使うことが多いです。
同じことがまた発生しない、そういう状況と思われるケースで終結を使っていくのです。
「終焉」と「終結」の用法や用例
「30年以上続いたバラエティ番組が対に終焉を迎えてしまった。
子供の頃から見ていた番組だったから、それが終わってしまうとすごいショックな気分だよな。」
「宗教上の紛争がようやく終結した。
お互いに和議を結んだみたいだから、この紛争に関しては今後起きることはないんじゃないか?しばらくは平和になりそうだと思うんだよね。」
終焉と終結はともに終わること
終焉も終結も意味としては終わることであり、そこは共通となっています。
しかし、終焉は生命など、長く続いたものが終わりを迎えるときに使う言葉なので、そこが特徴的なのです。
しかし、終結はいろいろなものに使えますし、意味がちょっと漠然としているので、使う場面は逆に迷うかもしれません。
似ている言葉だということは覚えておきましょう。