「現状」と「現況」の違い・意味と使い方・使い分け

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現状は「現在の状態のこと」。

自分で取り組んでいることなどに関する現在の状況のことなので、自分でその状況を変えられる可能性を持っているという点が特徴です。

現況は「現在の状況のこと」。

漠然とした状況という意味であり、世の中の状況などを指すことが多いです。

自分自身のことというよりは世間一般などの範囲は広いと言えます。

「現状」の意味

現状とは、現在の状態のことを指していますが、これは自分に関することを指すことが多いです。

例えば、自分が作っている何かの仕上がり具合などに関して、現状という言葉を使います。

どこまで進んでいるのか?というときに使いますけど、状態は自分で変化させらることに使うことが多く、実際自分で作っているものは自分が努力すればいくらでも変えられます。

「現況」の意味

現況は、現在の状況のことで、これは自分のことよりも世間一般などのより広いものを対象にして使う言葉と言えるでしょう。

したがって、世の中のことなので自分の努力で変えることが難しいとも言えます。

自分ではどうにもできないようなことに関して現況という言葉を使うことが多いので、そこはポイントとして覚えておきましょう。

「現状」と「現況」の用法や用例

「私の仕事の現状に関しては、進捗具合としては悪くないという感じと言える。

このままの感じでいけば、締め切りまでは普通に間に合うのではないか?と思われる。」

「世の中の現況としては、相変わらず景気はよくないなと感じる。

ただ、政治家が変わっても状況が変わるとも思えないからな。

これはどうしようもないと思うんだよな。」

現状と現況の大きな違い

現状と現況の大きな違いと言えば、自分のことを言っているのか?どうかという点です。

現状は自分に関してのことなので、その現状に関しては自分で変えることができる場合があります。

しかし、現況に関しては世の中のことになるので、変えるのは厳しいと言えます。

かなり似ている言葉ですけど、現状と現況はかなり差があるということになります。

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