「誠実で、正直な人柄」という意味で、この2つの意味を兼ね備えているような状況に対して使います。
誠実と正直な部分を両方とも有しているような人に対して使うので、誠実な面、正直な面、どちらかしかないようなときには、実直という言葉は使えないということになり、そこがこの言葉における特徴でもあり、注意点でもあるのです。
「実直」の意味
実直というのは、誠実でもあり、正直でもあるという人柄のことです。
正直というのは素直であるとか、まっすぐであるという言い方をする場合もあります。
しかし、いずれにおいても単に誠実であるだけでは足りず、他にも要素が必要になる言葉です。
誠実であり、正直でもあるという人は、希少価値が高いので、そういう人に向けて実直という評価をしていくのです。
「実直」の使い方
実直という言葉は物事に取り組むときの姿勢に関しての評価として使われやすい言葉です。
したがって、例えば会社とか、学校での仕事や勉強への取り組み方に関して、実直という言葉を使うことができます。
誠実に、そして素直に言われたとおりにこなすような状況があれば、それは仕事や勉強に対して実直に向き合っているという言い方をするわけです。
「実直」の例文
「新入社員のあの子はまさに実直な性格と言えると思いますね。
仕事を教えるにあたって、ちゃんと人の話を聞いて、素直に対応してくれますし、どんなときにでも誠実でいい加減なやり方はしませんから。
ああいう実直な社員がいてくれると、仕事を命令する側の人間としては非常に楽なんですがね。
全員がそういうわけにはいかないんですよね。」
実直な性格の人間は意外と多くない
実直というのは、誠実でありながら、さらに正直である、または素直であるという要素を持っている人間です。
そのどちらかを持っている人は多くいるにしても、両方とも持っている人は数としてはあまり多くないのではないか?と思います。
誠実や正直という言葉の定義にもよるのですが、実直というのはそれだけ希少性が高い人柄であるという評価になります。