ある物事を成し遂げるため、手がけるために必要とされる方法や手続きについての知見という意味です。
語源は英語(Know-How)からきており、実際に今でも英語圏で利用されている言葉です。
和製英語ではありません。
作業に関する方法や手順についての知識一般を指すため、広範囲であり、言葉にすることが難しい知識を指すことが多いです。
「ノウハウ」の意味
ノウハウとは英語で“Know-How”と書き、Know(知っている)How(方法・手続き)となります。
つまり方法や手続きについての知識という意味を持ちます。
ここで言う知識は、物事を暗記して覚えていくような知識ではなく、経験を蓄積して構築された知見などを指すことが一般的です。
物事を解決するための攻略法、方法論ということになります。
「ノウハウ」の使い方
仕事のノウハウ、恋愛のノウハウ、運転のノウハウなどとして、様々な分野で使用されることがあります。
ビジネスの場では技術・技工について指すこともありますが、日常的には物事を成し遂げるためのコツ・秘訣の意味合いを持つことが多いです。
「ノウハウを身に着ける・習得する」「ノウハウを纏めて教える」などとして使われます。
「ノウハウ」の類義語
同じ片仮名ではハウツーという類義語があります。
こちらも語源が英語表記の“How to”であり、方法・やり方という意味になります。
日本語では技術・技能やコツが同義語として挙げられますが、使用される場面の範囲が広いため、ビジネスシーンでは具体的な技術・技工・技能、日常会話等では経験に基づいて培ったコツというニュアンスが強いです。
「ノウハウ」の専門的な意味
日常的には出てきませんが、知的財産権の中のひとつを指すことがあります。
実際に「ノウハウ保護基準条項」という条項が1960年に制定され、「ノウハウ」は工業目的に生み出された技術的知識であり、他社(他者)に秘匿としているものとして定義されています。
特許と異なり、登録制度はないのですが知的財産権のひとつとして認識されています。