「共感」と「賛同」の違い・意味と使い方・使い分け

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共感は「特定の考えや価値観などが自分のそれと同じ状況であること」。

感情的な部分で自分と同じだと思うようなときに使う言葉です。

賛同は「特定の考えや価値観などを正しいと思って、同意すること」。

感情的に判断しているわけではなく、論理的な判断などにより、それは正しいと言えると感じたときに使う言葉となっています。

「共感」の意味

共感とは、特定の考えや価値観などに対して自分の持っているものと同じであると、感情的に判断している状況を指します。

したがって、論理的に考えた結果ではなく、無意識のうちにそのように判断しているようなときに使うのです。

だから、共感という言葉は、その共感した中身自体が正しいと言えるという根拠がないような状況で使用することが多いです。

「賛同」の意味

賛同とは、特定の考えや価値観などが論理的に考えて正しいと思っている状況のときに使います。

自分なりに根拠を持って正しいと言えると感じているときに使うことが一般的です。

賛同というのは客観的に見て、正しいと感じる考えや価値観に対して使うので、自分なりになぜ正しいのか?ということを説明できるケースが大半でしょう。

「共感」と「賛同」の用法や用例

「大学受験をするときには予備校に通わせた方がいいという意見には共感だ。

なんとなくだけど、志望校に受かる確率が上がりそうじゃない?」

「エントリーシートを企業に送るときにはできるだけ早く送る必要性はないという意見には賛同だ。

遅く送った方が、使える時間をギリギリまで使って一生懸命考えたという気持ちが伝わるはずだと考えたからだ。」

共感と賛同は論理性の有無の差

共感という言葉は自分の持っている考えや価値観と相容れるものに対して使い、それが正しいと言えるのか?という論理的な判断は必要ありません。

しかし、賛同はきちんと論理的に考えたうえで自分と同じ考えや価値観であると感じている状況です。

したがって、論理性の有無というのが共感と賛同という言葉における違いと言えるのです。

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