「一指を染める」と「手を染める」の違い・意味と使い方・由来や例文

一指を染めるは「ある物事に少しだけかかわっていること」。

使うことができる場面はそれなりにありそうですけど、あまり見聞きしない言い方になるでしょう。

手を染めるは「何かの物事を始めていくこと、取り掛かること」。

一般的には悪い意味で使われることが多いので、そういうシチュエーションを想定していくといいでしょう。

「一指を染める」の意味

一指を染めるとは、ある物事に少しだけかかわっていることです。

少しだけという点はポイントになってくるでしょう。

そこはきちんと頭に入れておくべきです。

ただ、この言葉はあまり知られておらず、どうしても馴染みを感じづらい部分があるのではないかと思われます。

これを知っている人はかなり限定的であると言えるでしょう。

手を染めるとは、何かの物事を始めていくこと、取り掛かることです。

基本的にはこういう意味ですけど、一般的には悪い物事を始める、取り掛かるケースで使用することが多くなっています。

したがって、実際は使うことができる場面は限定されているという言い方ができると思われます。

しかし、こちらの方が有名な表現と言えます。

「このプロジェクトに関しては、俺は正式なメンバーではない。

しかし、たまにメンバーに対して助言などをすることもあり、一指を染めている状況ではあると思う。」

「悪事に手を染める人は、世の中ではそれなりにいる。

しかし、ある人が見たときには悪事に感じられるとしても、他の人が見たときには大した問題じゃないと感じる可能性もある。」

一指を染めると手を染めるについては、意味は結構近いです。

細かい違いは確認できますが、全体的には意味は割と近くなっており、明らかな差を認識することはしづらいと評価できます。

しかし、一指を染めるという表現はマイナーであると評価できます。

手を染めると比べたときには、知っている人は少なく、馴染みを覚えづらいです。