一二に及ばずは「詳しく書かないこと」。
手紙の結びにおいて、よく使われている言葉になりますが、聞いたことがある人は少数派になるのではないかと思われます。
言うに及ばずは「言う必要がないこと」。
当然であるため、あえて言う必要が感じられないと言えるシーンで使っていく言葉になります。
一二に及ばずの意味にやや似ています。
「一二に及ばず」の意味
一二に及ばずとは、詳しく書かないことです。
主に手紙において使われているものであり、結びの位置において、使用されやすい傾向にあると言えます。
この言い方は知っている人はそこまでは多くないでしょう。
手紙のやり取りをする機会がそんなに多くないと思われるので、どうしても馴染みを感じづらい傾向にあると言えるはずです。
「言うに及ばず」の意味
言うに及ばずとは、言う必要がないことです。
意味としては一二に及ばずに近くなっており、そこはポイントになると言えるでしょう。
しかし、この言い方は手紙以外でも使いやすいと言えるので、そこに関しては、大きなポイントになってきます。
また、どちらかと言えば、こっちの方がメジャーな言い方となっており、そこは覚えておきましょう。
「一二に及ばず」と「言うに及ばず」の用法や用例
「手紙においては、一二に及ばずという表現が使用される場合がある。
この言い方は手紙以外ではほとんど見聞きしないから、どうしても馴染みは感じづらいだろうが。」
「これに関しては言うに及ばずだな。
言わなくても多くの人たちはすでに知っている、頭の中に入っている状況だろう。
そこは心配しなくてもいいと思うんだよ。」
一二に及ばずと言うに及ばずは意味はあまり変わらない
一二に及ばずと言うに及ばずに関しては、意味の違いはそんなに大きくないと思われます。
一応異なっている面は確認できるものの、共通している部分もありますし、意味では区別がしづらくなっているのです。
ただ、言うに及ばずの方がメジャーでしょう。
どちらかと言えば、こっちの方が見聞きしたことがある人は多くいるはずです。