丁・チョウは「丁の呉音のこと」。

「丁合」と言い換えると分かりやすい。

丁・テイは「丁の漢音のこと」。

「丁寧」と言い換えると分かりやすい。

「丁」を「チョウ」と読む呉音は色々な場面で残っています。

また、漢音「テイ」は「甲乙丙丁」の「丁」、「十干の丁」として親しまれてきました。

また、2画漢字であるため、画数の多い漢字の書き換えにも使われてきました。

「丁・チョウ」は呉音の発音

「丁・チョウ」は呉音の発音です。

使用例は製本用語の「丁合(チョウアイ)、落丁(ラクチョウ)、乱丁(ランチョウ)」、「豆腐一丁」、「一丁目一番地」、「丁半博打」、「丁々発止」などと使います。

また、「包丁(ホウチョウ)、丁度(チョウド)よい」などの言葉もあります。

語源は「釘の頭」からの象形文字と言うことです。

「丁・テイ」は漢音の発音

「丁・テイ」は漢音です。

使用例は「丁重(テイチョウ)に扱う、丁寧(テイネイ)な説明、庭師の園丁(エンテイ)、馬の口取りの馬丁(バテイ)、本の装丁(ソウテイ)、丁字路(テイジロ)、一人前の男を丁男(テイダン)」などがあります。

「丁」は英語の「T」と似ていることから「丁字路」を「T字路」と言うこともあります。

「丁」の訓よみ、その他

「丁」の訓は「ひのと」です。

「ひのと」は「十干の4番目」のことで、「甲・きのえ、乙・きのと、丙・ひのえ、丁・ひのと」と使います。

特殊読みは「江戸期などの丁髷(チョンマゲ)、アケビの漢名の丁翁(あけび)、外国名のあて字の丁抹(デンマーク)、漢方の丁香(チョウジ)、番頭と丁稚(デッチ)」などがあります。

「丁・チョウ」と「丁・テイ」とは

「丁・チョウ」は呉音の発音のことで、使用例は「丁合(チョウアイ)、落丁(ラクチョウ)、乱丁(ランチョウ)」、「豆腐一丁」、「一丁目」、「丁半博打」、「丁々発止」などと使います。

また、「包丁(ホウチョウ)、丁度(チョウド)よい」があります。

「丁・テイ」は漢音の発音のことです。

使用例は「丁重(テイチョウ)、丁寧(テイネイ)、園丁(エンテイ)、馬丁(バテイ)、装丁(ソウテイ)、丁字路(テイジロ)、丁男(テイダン)」などがあります。

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