現務は「現に取り扱っている事務のこと」。
現在行っている事務という意味で使うことができるでしょう。
あまり使用されない言い方になると思われるのです。
現職は「現在の職業や職務のこと」。
現在どんな仕事をしているかという意味で使っていく言葉になります。
現務の意味に似ている部分はあるかもしれませんが、同じ意味ではないです。
「現務」の意味
現務とは、現に取り扱っている事務のことです。
現在行っている事務という言い方ができるため、そういう部分は頭に入れておく必要があります。
現務という言い方は多くの場面で使っていくことができそうな雰囲気はありますけど、実際はそんなに多用されない可能性があるでしょう。
馴染みを感じづらい言い方になると言えるのです。
「現職」の意味
現職とは、現在の職業や職務のことです。
現在就いている職業、または職務という意味で使っていくことになりますが、これは現務とは意味は一応異なっているという言い方ができるでしょう。
したがって、そのような箇所で差を見出すことができます。
現職という言い方はそこそこ使用されているので、現務よりは馴染みを感じやすいと言えます。
「現務」と「現職」の用法や用例
「現務に関しては、そこまで大変な状況ではない。
しかし、別の事務を担当することになったときには、それなりに忙しいと感じる可能性もあるから、油断はできないだろう。」
「現職についてはそれなりに満足いく待遇ではあるが、将来的には別の仕事もしていきたいと思っているんだ。
だから、ずっと同じ仕事を続ける可能性は低いかな。」
現務と現職は使用頻度に差がある
現務と現職は表記についてはそこそこ近いですが、意味においてもやや似ている面があります。
でも、区別できる部分もあるでしょうし、完全に一致しているわけではありません。
一般的には現職の方が使われやすいと言えるので、そういった部分は覚えておきましょう。
現務という表現はどうしても見聞きしづらいと評価できるでしょう。