重いは「下に働く力を感じること」。

「重量」と言い換えると分かりやすい。

重なるは「同じものが同じものの上に乗ること」。

「二重三重」と言い換えると分かりやすい。

「重」は呉音が「ジュウ」、漢音は「チョウ」、訓は「おもい、かさなる、かさねる」です。

訓読み同士の関連性はあり、「重ねるから重い」と言う発想が出来ます。

「重い」は訓読みの一つ

「重い」の語源は「人が重い袋を持つ」となっています。

「人+東(ふくろ)」と言う構成の漢字です。

訓は「え、おもい、かさねる」ですが、意味は「重い、程度が酷い、重んじる、重々しい、重ねる」などになります。

「重い」は何かの重力を大きく感じることです。

「重量、加重、体重、軽重、比重、重石、重荷、重心、重税、重力」などの言葉があります。

「重なる」も訓

「重なる、重ねる」も訓の一つです。

「繰り返す」と言う意味にもなります。

「重複、重任、重箱、重陽」などの言葉があります。

「重陽の節句」は五節句の一つで中国などでは九月九日を祝日としています。

「重箱」はお弁当おやおせち料理のための重ねることができる箱のことです。

普通、漆仕上げの三段重ねとなります。

「重任」は任期終了後に同じ人が再び任務、肩書に就くことです。

「重」の外の意味とは

「重」の外の意味には「程度が酷い」があり「重症、重病、重傷」と言う言葉になります。

また、「重んじる」では「重視、重点、尊重、丁重」があり、「重重しい」では「重厚、厳重」があります。

「七重八重」友使います。

その他、「慎重、自重、偏重、重湯、重婚、重曹、重大、重宝、貴重、重用、重文、重合」などもあります。

「重い」と「重なる」とは

「重い」は訓読みの一つで「ものなどを持った時に下への重力を感じること」です。

「重力、重量、重心、比重、重荷、加重」などの言葉があります。

「重なる」も訓読みです。

「同じものが上に乗ること」を言います。

「重複、重箱、重ね着」などの言葉になります。

「重」には他にも「程度が酷い」があり「重症、重病、」と言う言葉になります。

また、「重んじる」では「重視、重点、」があり、「重重しい」では「重厚、厳重」があります。

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