形・ギョウは「形の呉音のこと」。

「人形」と言い換えると分かりやすい。

形・ケイは「形の漢音のこと」。

「形式」と言い換えると分かりやすい。

呉音の「形・ギョウ」の使用例は非常に少なく「人形、形相」などしかありません。

対して漢音の「形・ケイ」は「形式、形状、図形、形而上、三角形」など数多くの熟語が作られています。

「形・ギョウ」は呉音

「形・ギョウ」は呉音になります。

日本語では「ギョウ」と発音する熟語は「人形、形相」があります。

「人形」は神道の川に流す「ひとかた(人形)」から出た言葉と言われ、「ひな人形」も同じ語源になります。

「形相」は「顔の表情」のことで「鬼のような形相」などと使われます。

「形相(けいそう)」と読む場合は哲学用語になります。

「形・ケイ」は漢音

「形・ケイ」は漢音になり、熟語は沢山あります。

例えば用例は「形式的、原形を留めず、象形文字、成形手術、美容整形、奇形、波形、造形美、台形、三角形、正方形、四角形、固形スープ、図形、形状、外形、地形図、円形、楕円形、有形、無形文化財、形容詞、形容動詞、形而上学、形骸化、形成、形勢、変形」などがあります。

「形」の訓読みとは

「形」の訓読みは「かたち、かた、なり」などです。

用例は「形見分け(かたみわけ)、形代(かたしろ)、全日本剣道形(ぜんにほんけんどうがた)、形振り(なりふり)」などになります。

語源には「彡(サン)」があり、形や光を表す言葉で「形、彫、彩、影」などに使われています。

「形」は「形を表す象形文字」と言われています。

「形・ギョウ」と「形・ケイ」とは

「形・ギョウ」は呉音で「人形、形相」などと使います。

「形・ケイ」は漢音で「形式、原形、象形、成形、整形、奇形、波形、造形、台形、三角形、正方形、四角形、固形、図形、形状、外形、地形図、円形、楕円形、有形、無形文化財」などがあります。

訓読みは「かた、かたち、なり」などです。

「形見、形代、剣道形、形振り」などがあります。

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