業・ゴウは「業の呉音のこと」。
「宿業」と言い換えると分かりやすい。
業・ギョウは「業の漢音のこと」。
「工業」と言い換えると分かりやすい。
「業・ゴウ」はほとんどの言葉が仏教の「業・ゴウ」に関係あるものです。
「宿業、自業自得、非業」などがあります。
「ギョウ」は「仕事、業績」の意味の言葉が多いようです。
「工業、商業、産業」などがあります。
「業・ゴウ」は呉音の発音のこと
「業・ゴウ」は呉音であり、「ゴウ」と発音します。
仏教用語の「業・ゴウ」に使われています。
「宿業、自業自得、非業」などがあります。
「業」はインド哲学などの重要な概念で、仏教にも取り入れられています。
「行い」と言う元の意味があり、善も悪もその行いが報いとなって現れると言う「因果応報」また「自業自得」などの考えがあります。
「業・ギョウ」は漢音のこと
「業・ギョウ」と読むのは漢音の発音のことです。
漢音は現代の言葉に使われ、主に「なりわい、仕事」などの意味で使います。
「産業、工業、商業、農業、生業、副業、飲食業、サービス業、職業、学業、業界、営業、事業、従業員、残業、卒業、業績、業務、業者、創業、操業、作業、企業、廃業」など重要な言葉に使われています。
「業」の訓読みとは
「業」は訓読みでは「わざ」ですが、その他の読みもあります。
「業(わざ)、業師(わざし)、業物(わざもの)、仕業(しわざ)」、「在原業平(ありわらのなりひら)」「業(なりわい)」などがあります。
「業」と言う漢字のなりたちは「楽器を掛ける台、文字板」と言われ、転じて「仕事」と言う意味になったと言われています。
「業・ゴウ」と「業・ギョウ」とは
「業・ゴウ」は呉音として伝わった発音のことで、仏教でいう「業・ゴウ」に使われています。
仏教用語の「業」関連語はすべて「ゴウ」と発音します。
「業・ギョウ」は本来の「仕事」と言う意味で使い漢音になります。
現代の「仕事」に関係した言葉は呼べて「ギョウ」と発音します。
「職業、産業、工業、商業、農業」など基本的な言葉から「飲食業、接待業、営業、~業」などと使われています。