総力は「すべての力のこと」。
出すことのできる力の全部という意味で使っていく表現になります。
総力を挙げてといった表現が有名であると言えるでしょう。
全力は「出せる限りの力のこと」。
自分の精一杯の力を出すと言えるシーンで使っていく言葉になります。
総力の意味にかなり近くなっており、意味では区別はしづらいと言えます。
「総力」の意味
総力とは、すべての力のことです。
総力を挙げてという言い方をしていくことが特に多いでしょう。
そういった表現は覚えておいてほしいです。
総力という言い方はたまに使われます。
頻繁に見聞きするとは言えないものの、見聞きするチャンスはきちんとありますから、馴染みを感じやすい面があると言えるのではないかと思われます。
「全力」の意味
全力とは、出せる限りの力のことです。
力を全部出し切るという意味で使っていくので、総力の意味にそれなりに近いと言えるでしょう。
意味では区別はしづらいです。
でも、知名度は全力の方が高いですし、使用頻度もこちらの方が高いはずです。
全力はいろいろな場面で見聞きしますし、自身でも何度も使用している可能性が高いです。
「総力」と「全力」の用法や用例
「今回の状況はわが社にとってかなりピンチであると言える。
したがって、総力を挙げて取り組んでいかないといけないし、なんとか乗り切っていきたいと思うんだ。」
「常に全力でいるというのは、あまり現実的ではない。
そんな状況が続けば、肉体的にも精神的にも疲れ果ててしまうと言えるだろうし、ときには力を抜くことも大切なんだ。」
総力と全力は意味では区別しづらい
総力と全力は意味はかなり近くなっていると言えます。
同じような意味で使える状況なので、意味では区別しづらい状況であると言えるでしょう。
ただ、どちらかと言えば、全力の方が知名度は高く、使用頻度も高いと言えるはずです。
総力を使う機会に関しては、そんなに多くないので、そういう部分は頭に入れておいた方がいいです。