公認は「国家や政党などが公に認めること」。
「認証」と言い換えると分かりやすい。
認定は「可否を検討して判断し認めること」。
「認める」と言い換えると分かりやすい。
「公認」は公式に何かを認めることです。
「公認会計士」「公認資格」「公認候補」などと使います。
「認定」は是か非かなどの検討を経て、行政などが認めることです。
「認定保育園」「介護認定」などの言葉があります。
「公認」は公に認められること
「公認」は選挙前に政党が候補者に与えるもので、「公認候補」になれば政党の支持を得られることや選挙資金が交付されることなどの利点があります。
その政党の党員であることが求められ、選挙管理委員会にも届け出が必要です。
似たような言葉に「推薦、支持」などがありますが、届け出は必要ないものです。
「公認」が得られれば当選に近づく効果があります。
「認定」は行政が行うものが多い
「認定」と付くものは行政が行っているものが多いようです。
私立の「認定保育園」「認定こども園」などは保育士の数、面積、設備などの一定の認定基準を満たしているものに「認定」を与えているものです。
公立だけでは十分でないため、行われている制度になります。
なお、私立で「認定」を得ていない「認定外」の企業内保育園などもあります。
「認定」も「公認」のこと
「認定」は行政が民間に与えている「お墨付き」のような資格ですから、「公認」と言うことです。
「公認」と言う言葉を使わずに「認定」を使うのは、認定基準に合っているかと言う判断が必要なためと言うことです。
「公認」もその人の適格性の判断はするものの、多分に政治的判断もあるようです。
その他、「公認会計士」「公認記録」などの言葉があります。
「公認」と「認定」とは
「公認」は国や政党が公に認めた資格や選挙の公認候補者のことです。
個人的にも「親の公認した許嫁」などと使います。
「認定」は自治体など行政が民間に「お墨付き」として与えている「認定保育園、認定こども園」などのことです。
「公認」も「認定」も「公に認める」と言うことでは同じですが、ケースにより使い分けているのです。