石竜子は「トカゲのこと」。
「トカゲ」と言い換えると分かりやすい。
土竜は「モグラのこと」。
「モグラ」と言い換えると分かりやすい。
竜胆は「リンドウのこと」。
「リンドウ」と言い換えると分かりやすい。
竜舌蘭は「リュウゼツランのこと」。
「リュウゼツラン」と言い換えると分かりやすい。
これらの言葉にはすべて「竜」の漢字が使われていますので、何等かの関連があるものと思われます。
「石竜子」はトカゲ
「石竜子」は「トカゲ」を意味する言葉です。
「蜥蜴」と言う漢字も良く使用されますが、普通は「トカゲ」と仮名にします。
「トカゲ」の語源は「戸影、敏駆」などと言われています。
「石竜子」の語源は「石の上にいる竜のような生き物」と言うことです。
「石竜子=トカゲ」と言うことは当て字なので、覚えるよりほかはありません。
「土竜」はモグラ
「土竜」はモグラのことです。
もともと「土竜」と言う漢字は中国では「ミミズ」のことを言い、日本に伝来したときに「モグラ=ミミズ=土竜」となったものと思われます。
つまり誤って「ミミズをモグラ」としてしまったことが語源です。
一方、「モグラ」の語源は諸説あり、古くからの呼び方が変遷し「モグラ」となったと考えられています。
「竜胆」はリンドウ
「竜胆」は「竜の肝」と書きますが、植物の名前としては違和感があります。
中国語由来の言葉で、「リンドウ」の根茎を乾燥させた漢方薬が「竜の肝のように苦い」と言うことが語源の様です。
「リンドウ」の和名は漢名由来で「竜胆=リュウタン=リンドウ」となったと考えられています。
漢方薬の「竜胆=リュウタン」はその苦味により唾液や胃液の分泌促進や、食欲不振などに効果があると言われています。
「竜舌蘭」はリュウゼツラン
「竜舌蘭」はリュウゼツランのことです。
「竜」が使われている訳はある程度の察しが付く植物です。
メキシコやアメリカ西南部が原産と言われ、「トゲのある肉厚の長い葉はまるで竜の舌のようだ」ということで名付けられたということです。
蘭ではなく「アガベ」と言う植物です。
日本では「アオノリュウゼツラン」が知られています。
花は長い年数を掛けて開花します。