ハチミツは「ミツバチが花の蜜を集めて糖度の高い蜜にしているものこと」。
「高糖度蜜」と言い換えると分かりやすい。
ミツロウは「ミツバチの分泌するロウのことで巣の原料となるもののこと」。
「巣の材料」と言い換えると分かりやすい。
「ミツバチ」は花の蜜を集めるハチのことです。
蜜を集めるハチは「ハナバチ」と言われマルハナバチやクマバチなども言います。
「ミツロウ」は「ハチミツ」を採取する際に除去されますが、ロウとして使用されます。
「ハチミツ」は花の蜜が元
「ハチミツ」は元々ミツバチが花から集めてきた「花の蜜」ですが、ミツバチの胃の中に蓄えられている間に糖の種類や成分が変わります。
ハタラキバチは集めて蓄え変質した「花の蜜」を巣にいるハチに与え、それが六角の巣穴に蓄えられるのです。
蜜は幼虫のエサとなるものですが、養蜂業では、巣を遠心分離機に掛け、「ハチミツ」を採取します。
「ミツロウ」は巣の材料
「ミツロウ」はミチバチの体から分泌されるもので、巣をつくるためのものになります。
巣には「ハチミツ」と幼虫や卵が入っていますが、養蜂家は「ハチミツ」のみを採取します。
残りの「ミツロウ」は「蜜蝋」として製品化されます。
使途はクレヨンやワックス、ろうそく、口紅などです。
また、コームハニーは食用ともされています。
「花の蜜」と「ハチミツ」の糖度
「花の蜜」は糖度が20%程度の糖を含みます。
「ミツバチ」は一種類の花から集めることが多く、養蜂家は季節になると花を追って移動をします。
花は蜜を出すことにより、「ミツバチ」など蜜を吸う虫により受粉が出来ると言うメリットがあるのです。
「ハチミツ」は「ミツバチ」の体内で主にブドウ糖と果糖に分解され、糖度も80%まで濃くなるのです。
「ハチミツ」と「ミツロウ」とは
「ハチミツ」は「ミツバチ」が花から集めた「花の蜜」のことですが、「ミツバチ」の胃の中でブドウ糖と果糖などに分解がされます。
その際に「花の蜜」の糖度は20%から80%までに濃くなるのです。
巣に持ち帰られた「ハチミツ」は幼虫なエサとなります。
「ミツロウ」は「ミツバチ」の体内から分泌される「ロウ成分」が巣の材料となるのです。
「ミツロウ」はクレヨンやワックス、口紅などに加工される他、食用にもなります。