条理は「物事における筋道や道理のこと」。
こういう意味で使うことができるので、使用可能なシーンは割とあるでしょう。
不条理といった言い方が有名です。
情理は「人情と道理のこと」。
人情と道理をともに表現するような場面で使用する言葉になります。
条理と似ている面はあるものの、同じとは言えない状況だと思われるのです。
「条理」の意味
条理とは、物事における筋道や道理のことです。
こういった意味なので、使うことが可能な場面はそれなりに多くあるでしょう。
しかし、条理の場合には、たいていは不条理という表現を使っていきます。
条理といった形で使うケースはあまり多くないので、そこは知っておいてほしいです。
知名度はそれなりに高いと言えるでしょう。
「情理」の意味
情理とは、人情と道理のことです。
意味は条理に似ている部分もありますけど、違う部分もあると言えるでしょう。
したがって、意味においては一応区別できると言えるはずです。
また、条理と比べると、こういう言い方はマイナーであると言えるため、知っている人は少ないでしょうし、馴染みは感じづらい面があると評価できるのです。
「条理」と「情理」の用法や用例
「世の中は不条理であると感じられる部分が結構ある。
ただ、それは他の人にとっても同様で、自分が原因で他人にとっての不条理を起こしている可能性もあるんだ。」
「人情と道理はときには相反することがある。
道理としては望ましくないが、人情的には放っておけないような状況が実際にあるんだ。
情理というのは難しいものだと思うよ。」
条理と情理は意味で区別ができる
条理と情理はともに道理という意味を含んでいますけど、意味は同じではありません。
違いと言える箇所がちゃんとあるので、そこについては特に覚えておいてほしいです。
これらの言葉は意味で区別ができますが、使用頻度においても違いはあります。
基本的には条理の方が見聞きしやすいと言えますし、そこも覚えておくといいでしょう。