司法は「法律を司る制度のこと」。
「法制度」と言い換えると分かりやすい。
司直は「法律を司る役人のこと」。
「裁判官」と言い換えると分かりやすい。
「司法」は「立法、行政」と並ぶ三権と言われるもので、犯罪を法に従って国家権力で裁く制度です。
「司直」は司法に携わる役人のことを言います。
検察官や裁判官のことです。
「司法」は三権の一つ
「司法」は法律を根拠に犯罪者を裁く国家の制度のことを言います。
法治国家では司法の権限は強く、三権分立の原則で立法府や行政府の干渉は受けません。
法を根拠に強大な権力で犯罪者を裁き、罪を言い渡し死刑にもすることが出来るのです。
「司法」に携わる検察官や裁判官になるためには、最難関と言われる司法試験に合格する必要があります。
「司直」は検察官や裁判官のこと
「司直」と言う言葉は中国由来のものです。
「丞相司直(じょうしょうしちょく)」と言う官職が古代中国にはあり、官僚の監察を行っていました。
略して「司直」と言い、日本の伝わった言葉です。
日本では、検察官や裁判官のような司法に携わる役人のことを言います。
用例として「これから先は司直の手にゆだねる」と使います。
「司法」は制度、「司直」は官職のこと
「司法」は法を根拠にした国家の三権の一つになります。
三権分立の原則で外部からの干渉は受けません。
最高裁判所長官が権力の頂点になります。
内閣の指名と天皇の任命が必要です。
最高裁判所の長官や判事は選挙の際に行われる国民の審査により任命や罷免が決まります。
「司直」は「司法」に携わる官職で検察官や裁判官の総称です。
「司法」と「司直」とは
「司法」は法律を根拠にした国家権力制度の一つです。
三権の一つで、三権分立の原則を受けますから外部の干渉はありません。
日本は民主主義国家であり、法治国家でもあるので、「司法」制度は正常に機能しています。
社会主義国家や独裁国家のように権力者の意向が反映される司法制度とは異なります。
「司直」は「丞相司直」と言う古代中国の官職に由来した言葉です。
検察官や裁判官のことを言います。
