読後は「本などを読んだ後のこと」。
割とそのままの意味と言えるでしょう。
あまり使用されない言い方なので、馴染みは感じづらい面はあると思われます。
読了は「すっかり読み終わること」。
意味としては読後とそんなに変わらない状況なので、使用できるシーンはそれなりに近いでしょう。
明らかな意味の差を認識することは難しいです。
「読後」の意味
読後とは、本などを読んだ後のことです。
特定の本を読み終わった後という意味になりますから、そのままの意味と言えますし、理解はしやすい状況でしょう。
こういう表現を使える機会はちゃんとあるものの、そんなに知名度が高い言い方ではありませんから、知らない人もそれなりに多くいる状況と言えるでしょう。
そこはポイントです。
「読了」の意味
読了とは、すっかり読み終わることです。
何かを完全に読み終わったと言えるシーンで使っていく言葉になるので、読後の意味にそこそこ近いのではないかと思われます。
読了についてもそんなに有名な言い方ではないため、使用できるシーンはそこまで多くない状況でしょう。
でも、たまに見聞きする可能性はあるのではないかと思われます。
「読後」と「読了」の用法や用例
「この本はそれなりに難しいんだ。
したがって、毎回読後は頭がそれなりに疲れている状況であると言える。
だから、休息をきちんととっていかないといけないだろうな。」
「この本はかなり長かったが、ようやく読了することができたよ。
数か月読んでいたから、今になって振り返れば、かなりの分量であったと言えるのではないか。」
読後と読了は意味はかなり似ている
読後と読了については意味はそれなりに似ている状況と言えます。
したがって、同じような場面で使っていくことができるでしょう。
また、これらの表現は知名度も似たような状況だと思われます。
使用頻度についても、大きな違いはないでしょうから、そういう部分でも区別をすることは厳しいと評価できるのではないかと思われます。