強弁は「無理な理屈で自分の意見を通そうとすること」。
なんとか自分の意見を通そうとする場面で使う言葉になりますが、強弁という言い方をするケースもあるのです。
力説は「力いっぱい説明すること」。
特定の事柄に関して、相手に理解してもらえるように、納得してもらえるように頑張って説明するシーンで使う言葉になります。
「強弁」の意味
強弁とは、無理な理屈で自分の意見を通そうとすることです。
無理な理屈である必要があるので、そこはまず大きなポイントになります。
そういった理屈をなんとか通そうとするケースで使う言葉ですが、たいていは他人に対して使っていくことになるでしょう。
他人の態度などを見て、こういう言い方をしていくと評価できるのです。
「力説」の意味
力説とは、力いっぱい説明することです。
こちらは無理な理屈といった意味はありません。
とにかく自分の信じている主張などを相手に理解してもらおうと、納得してもらおうと一生懸命になっているケースで使っていきます。
強弁と比べると、こちらの方がメジャーな言い方になりますから、馴染みは感じやすいと言えると思われます。
「強弁」と「力説」の用法や用例
「強弁というのは、基本的には好まれるものではないが、無意識のうちにそれをやってしまうことがある。
無理な理屈を通したくなる瞬間は誰にでもある可能性が考えられるだろう。」
「自分が好きな物事に関しては、どうしても力説してしまう。
それだけ詳しいし、他人にもそのよさを理解してもらいたいと思ってしまう面があるんだ。」
強弁と力説は意味はやや似ている
強弁と力説は意味は同じではありませんが、似ていると感じられる箇所はあるでしょう。
したがって、区別しづらいと感じる可能性があります。
ただ、力説はそれなりに有名な言葉になるものの、強弁はそこまで知られていない言葉であると言える可能性があります。
だから、こういう箇所においては、違いと言える部分は認識しやすいでしょう。