習字は「文字の書き方を習うこと」。
文字を綺麗に書く方法などを教えてもらいながら、学ぶことです。
書道は「筆と墨を使って文字を書くこと」。
文字を書く際に使う道具が限定されているというのが特徴です。
したがって、筆と墨を使って文字を書くため、書道については多くがイメージしているものに合致するということが言えるでしょう。
「習字」の意味
習字というのは、文字の書き方について習うことを意味しています。
したがって、文字を書くときの道具などに特に条件はないので、いろいろなケースで使うことができるのです。
鉛筆で文字を書くときはもちろんですが、筆を使って文字を書くときにも習字という言い方ができるので、習字というのは書道の定義を含むことになるのでしょう。
「書道」の意味
書道というのは、筆と墨を使って文字を書くことになります。
文字を書くときの道具は条件として決まっており、それ以外のものを使ったときには書道という言い方はしません。
したがって、習字という言葉と比べると使うことができるシーンは多くなく、書道という言葉を使うケースはかなり限定的となるので、使用頻度は高くないです。
「習字」と「書道」の用法や用例
「習字教室に通っているから、字がかなり上手くなった気がする。
字を綺麗に書くことができると、なんとなく自信が出てくるな。」
「学校で行われる書道の授業では、どうしても上手く字が書けない。
やっぱり普段使い慣れていないものを使用するというのは難しいもので、かなり練習をしてまずは道具に慣れていかないといけないな。」
習字と書道では範囲が違う
習字は字を習うことであり、字を書く作業をするときにはどういうケースでも該当します。
しかし、書道は筆と墨を使わないといけないので、シーンとしてはかなり限定的です。
また、習字は字を習うことであるのに対して、書道は字を書くことになるので、その点においても習字と書道では意味が違っているという風に捉えることができるでしょう。