「胴」は、身体のうち、頭や手足を除いた中間の部分です。
英語では「the trunk」「the torso」で表されます。
「胴が長い」は「be long-waisted」です。
「胴を抜く」は「Strike one’s opponent’s breastplate」「Strike one’s opponent’s breastplate and follow through. 」です。
「胴体」は、体の胴の部分です。
英語では「the trunk」「the torso」「the body」「the fuselage」で表されます。
「人体の胴」という意味の場合「the trunk」「the torso」を使います。
「飛行機などの胴」という意味の場合「the body」「the fuselage」です。
「飛行機が無事胴体着陸した」は「The plane made a successful belly landing. 」です。
「胴」の意味
「胴」は、以下のような意味です。
①身体のうち、頭や手足を除いた中間の部分です。
中に内蔵などがあります。
体の中心部分です。
②中央の部分です。
③昔の鎧や剣道の防具で、胸や腰をおおう部分です。
④剣道の技で、胸や腰に打ち込むことです。
以下のように使います。
胴が短く手が長い人 胴にベルトをしめる 三味線の胴を張り替える 面・胴・小手
「胴体」の意味
「胴体」は、以下のような意味です。
①体の胴の部分です。
「躯幹」と同じ意味です。
②船舶・航空機の主体部分です。
以下のように使います。
ダックスフントは胴体の長い犬だ 攻撃を受けて船の胴体に大きな穴が開いた 胴体着陸
飛行機の胴体にディズニーランドのロゴが描かれた
☆胴体着陸
飛行機が着陸時に車輪を出すことができず、機体を直接地面につけて着陸することです。
torso・トルソー
名詞です。
「トルソー」「人体の胴」「未完成な作品」です。
「トルソー」は、首および四肢を欠く胴体だけの彫像です。
「ドレスフォーム」と同じ意味です。
イタリア語です。
ギリシャ語の「テュルソス」に由来した言葉です。
ギリシャ・ローマ時代の遺跡から発掘された頭部・両腕・両足の失われた彫像を指します。
19世紀に入って、最初から独自の美を求めて、頭部・両腕・両足のない胴だけの彫像が作られました。
「胴」は 身体のうち、頭や手足を除いた中間の部分、「胴体」は 体の胴の部分です。
「胴」と「胴体」は、類語です。
共通する意味は「頭・首・手足を除いた体の中心部分」です。
「胴」は、「胴にベルトをしめる」のように、特に胸と腹の間のくびれた部分をいうこともあります。
「胴」は、鎧や防具の部分の名称であり、剣道ではその部分に打ちこむ技の意味にもなります。
「胴」「胴体」の二語は、生物以外の中心となる部分を指す場合にも使います。
「胴体」は、特に飛行機・船の体積の大きな主体部分を指しています。