あざといは「あくどいこと、狡猾なこと」「あくどい」と言い換えると分かりやすい。
あざけるは「人を悪く言うことや笑う行為のこと」。
「馬鹿にする」と言い換えると分かりやすい。
「あざとい」は「小聡明」と漢字表記します。
最近では本来の意味とは違う使い方もあるようです。
「あざける」は漢字では「嘲る」となり、人を馬鹿にする行為のことで「侮る、蔑む、小ばか」など類義語があります。
「あざとい」は「ずる賢い」こと
「あざとい」は「小聡明」と書きますが、余り良いイメージの言葉ではありません。
相手の「聡明さ」を馬鹿にした言葉であることから「ずる賢い、あくどい」などのマイナーな意味となっています。
最近では「女性の魅力、色気を必要以上に演出していること」も言うようです。
TV番組でも「あざとくて何が悪い」があり、「あざとさ」を披露する女性が出演しています。
「あざける」は馬鹿にすること
「あざける」は「嘲る」と書き、「嘲笑」と言う言葉もあります。
相手のことをさげすむことで、言葉と笑い声で悪く言う行為のことです。
人の容姿や服装、失敗などを笑う行為ですから、聞いていても不愉快になり、同調して笑うことも憚られます。
常識的には言うべき行為ではありませんが、人によっては悪口や陰口が好きな人もいるようです。
「あざとい」と「あざける」は字面で「あざ」が共通した言葉
「あざとい」と「あざける」は「あざ」が共通していますが、偶然の一致かも知れません。
「あざとい」は「あ-さとい、小-聡明」ですから意味の共通性はありません。
また、「あざ笑い」は「嘲笑い」ですから、「あざける」から派生した言葉になります。
「あざ」は「シミの痣」と共通していると言う説もあります。
「痣のある人を悪く言ったこと」から「あざける」が出来たと言う説です。
「あざとい」と「あざける」とは
「あざとい」は「小利口、ずる賢い、あくどい」などのことですが、最近では「女性の魅力を必要以上に感じさせる行為」を言います。
「あざける」は「人を馬鹿にして笑う行為」と言うことです。
「あざ笑い」も同じことですが、「あざとい」の「あざ」は関係ないようです。
「あざける」は「痣・あざ」に関係している言葉と言われています。