あちこちは「いろいろな場所のこと」。
不特定多数の複数の場所を示すような場合に使われる表現になります。
それなりにメジャーな表現であると言えるでしょう。
どこそこは「特定の場所を漠然と表現する状況のこと」。
ある場所を指しているものの、そこを具体的に指定しないケースで使う言葉です。
いろいろなシーンで使われやすいと言えます。
「あちこち」の意味
あちこちとは、いろいろな場所のことです。
複数の場所を指して使われる表現ではあるものの、基本的には不特定多数なケースで使います。
複数の場所を漠然と示すようなシーンで使う言葉ですから、いろいろな機会で使用しやすい面を持っています。
知名度もそれなりに高い言い方になるため、これを知らない人はあまり多くないでしょう。
「どこそこ」の意味
どこそことは、特定の場所を漠然と表現する状況のことです。
ある特定の場所に対して使うものの、その場所を明確には示さないケースで使っていきます。
あちこちの意味にやや似ている面もありますが、同じとは言い難いです。
したがって、少なからず違いはあると言えると思われます。
こちらもいろいろな場面で使われる言い方と評価できます。
「あちこち」と「どこそこ」の用法や用例
「落とし物をしてしまったから、落とした可能性がある場所をあちこち探しているが、なかなか見つからない。
もしかしたら誰かが拾ってくれているかもしれないな。」
「あの人は今頃どこそこで楽しく過ごしているんじゃないかな。
今回はせっかく有給休暇を使っているわけだから、やはりのんびりしているのではないかと思われる。」
あちこちとどこそこは似たような意味と言える
あちこちとどこそこに関しては何らかの場所を特定しないで使用するケースで使われる言葉です。
したがって、両者は意味は似ている状況です。
ただ、あちこちは複数の場所に対して使うことが多いものの、どこそこは複数ではないケースで使うことが多いので、そこに関しては両者の違いになるのではないかと思われる状況と言えます。