対処は「特定の状況などに対して適切に対応しようとすること」。
その場に応じた望ましい対応をすることを対処と表現します。
こういったケースは日常的によくあると言えるはずです。
善処は「物事を適切に処理していくこと」。
本来はこういう意味で使っていきますけど、実際は前向きに考える、取り組むなどの意味で使うことが多いです。
「対処」の意味
対処とは、特定の状況などに対して適切に対応しようとすることです。
ある状況に対する適切な対応なので、どういう対応でもいいわけではありません。
望ましい対応をすることを対処と表現するので、そこに関しては知っておく必要があります。
知名度は高いですから、知らない人はほとんどいないと言えるのではないかと思われます。
「善処」の意味
善処とは、物事を適切に処理していくことです。
基本的にはこういう意味で使うので、ここはまず知っておきましょう。
しかし、実際は前向きに考える、取り組むといった意味で使われることが多いです。
そういう部分は知っておいた方がいいでしょう。
対処と比べるとややマイナーな言い方になるので、そこもポイントと評価できます。
「対処」と「善処」の用法や用例
「今回のトラブルは対処が難しいと言える。
というのも、今までにこんな問題は起きたことがなかったから。
どうすればいいか、全く分からない状況と言えるんだ。」
「物事に関して善処するのは結構大変だ。
自分なりに適切に対応しているつもりであっても、実はそうではないケースもあるだろうから。
それが本当にベストなやり方かは分からない。」
対処と善処は意味はかなり似ている
対処と善処に関しては意味はかなり似ています。
どちらも物事に対して適切に対応していく、処理していくという意味で使うことができる表現になるのです。
したがって、意味では区別しづらい面があります。
でも、善処に関しては、実際は前向きに検討する、取り組むなどの意味で使われることが多いですから、そこは知っておくべきです。
