本来は「元々のこと、通常のこと」。
普通とか、そういった言葉で言い換えることができる言葉になります。
普段の生活において、そこそこ使われる表現になります。
従来は「これまで、今までという意味のこと」。
これまではこうだったという意味で使われる言葉であり、長い期間そうであったため、普通といった言葉で言い換えることができるはずです。
「本来」の意味
本来とは、元々のこと、通常のことです。
普通という言い方ができる状況で使うケースが多いです。
つまり、通常とは違う、普通ではないと言えるケースで本来という言い方をします。
本来はこうなのに、今はそうじゃない状況と言えるわけです。
それなりに有名な言い方になるので、多くの人たちが知っていると評価できると思われます。
「従来」の意味
従来とは、これまで、今までという意味のことです。
これまではこうだったが、今は違うといったケースで使用する言葉になるので、本来の意味にかなり近いでしょう。
明らかな意味の違いを見出すことは厳しいと言えると思われるのです。
使用頻度も大して変わらないと思われますから、そういう部分でも区別はできないという評価が可能です。
「本来」と「従来」の用法や用例
「世の中には常に例外が存在する。
今回発生した問題については、本来の対処の仕方が適切ではないと思われるため、通常とは異なった対処方法を試していきたいと思う。」
「従来であれば、この成績では志望大学に受かることはまず無理だったと言える。
しかし、大学別の入念な対策をしたおかげで、結果的に合格できたと言えるわけだ。」
本来と従来は意味で区別はできない
本来と従来については基本的には意味は特に変わりません。
両者ともに通常はとか、これまではといった意味で使うことができる表現であり、意味で区別をすることは厳しいと思われます。
また、使用頻度についてもほぼ同じでしょうし、そういう部分からも違いを見出すことは難しいので、こういった部分を知っておくといいでしょう。