しっかりとは「物事をゆるみなく確実に行うこと。」
「きっちりと」と言い換えると分かりやすい。
きっちりとは「数が合っていること、容器にピッタリなこと、物事を確実に行うこと」。
「ピッタリ」と言い換えると分かりやすい。
「しっかり」と「きっちり」はどちらの言葉も「物事を確実に行う」と言う意味で共通しています。
「しっかり」は確実なこと
「しっかり」は「確り」と書き、「確実」なことです。
一説では金沢の言葉で「悉皆・しっかい」から来ていると言われています。
「悉皆」は「ことごとく皆」と言う意味で着物に関して何でも分かる「悉皆屋」が語源と言われています。
物事をゆるみなく確実に行うことを言い「しっかりしなさい」「しっかり者の主婦」などと使います。
「きっちり」は細かいを確実に行うこと
「きっちり」は「しっかり」と同じく物事を確実に遂行することです。
また、数が合っていること、隙間なく容器などに入っていることなどにも使います。
「仕事きっちりと言う宣伝文句があった」「事業収支はきっちりと合っていた」「きっちりと数を揃えた」「あの人はきっちりしている性格だ」「きっちりと精算された」などと使います。
「しっかり」と「きっちり」は性格にも使われる言葉
性格で「しっかり」とは「そつがないこと、乱れがないこと、失敗の恐れがないこと」など、「確実性」のあることを言います。
「難しい仕事なのでしっかりしている人に任せたい」などと使います。
「きっちり」は「物事に細かいこと、金銭に細かいこと」などですから、「経理などの仕事に向いている人のことです。
やはり「確実性」があります。
「しっかり」と「きっちり」とは
「しっかり」は「確り」と書き「物事を処理するのに確実性のあること」を言います。
「しっかり仕事をする」「しっかり者だ」「もっと、しっかりしなさい」などと使います。
「きっちり」も「確実性」があることです。
「金銭や物事の処理に細かく確実に行えること」を言います。
どちらの言葉も「確実性」と言う共通する意味を持っています。