「大きくない」と「小さい」の違い・意味と使い方・由来や例文

B!

大きくないは「相対的に物を見て大きくないこと。」

「相対的視点」と言い換えると分かりやすい。

小さいは「絶対的に物を見て小さいこと」。

「絶対的視点」と言い換えると分かりやすい。

ある同じものを複数の人が見て、「これは大きくないな」と「これは小さい」と言うことがあり、同じものでも表現が異なりますが、「小さい」と言うことを言っています。

「大きくない」は比較しての相対的表現

「大きくない」と言うと「小さい」ことを言おうとしているのですが、「比較して」「比べれば」「思ったより」「たいして」「あまり」などの言葉の後によく使われています。

発言者の頭には、ある大きさがイメージされているのです。

また、「あまり大きくない」と言えば「なんだか小さい」と言うより、表現が柔らかくなることもあります。

「小さい」は絶対的な表現

「小さい」と断定的に言うことは、絶対的な表現で決めつけている印象があります。

場合により不都合と思われます。

「比較的小さい」と言えば表現は穏やかになります。

「思ったより小さい」も同じ効果があります。

たとえば「小さな家」のことは大きなイメージのあるものを引き合いにして「あの大邸宅に比較すれば大きくはない」などと言えば角が立ちません。

「大きくない」と言う相対的表現と、「小さい」と言う絶対的表現とは

相対的な表現は「客観的視点」「比較視点」などのことで、比べることが来出来る表現になります。

断定的な「絶対的表現」「主観的視点」に比べれば穏やかな印象になります。

「小さい・遅い・悪い・汚い・低い」などのネガティブなことも、うまく表現が出来るのです。

例えば背が低い人に対しては「あの人と比べれば高くはない」と言えば「あなたは背が低い」と言うより穏やかです。

「大きくない」と「小さい」とは

「大きくない」は「小さい」ことをうまく表現したものです。

「小さい」と言うネガティブなことを、「比較して・思ったより」などの言葉で表現を和らげているのです。

「小さい」と言いたくない場は「思ったよりは大きくない」「比べれば大きくない」などと言えばよいのです。

これはネガティブなことを直接言いたくない場合も同じです。

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